2017.06.04 11:52 更新
2017.06.04 取材
SilverStone Technology(本社:台湾)は、RAVENシリーズのMini-ITXケース「RVZ03」を披露した。「COMPUTEX TAIPEI 2017」開幕直前にプレスリリースが打たれた新作は、14リットルの内部容積ながらハイエンド構成のパワフルなPCが構築できるという。
SilverStoneの人気シリーズ「RAVEN」、Mini-ITXケースの新作「RVZ03」が「COMPUTEX TAIPEI 2017」開幕に合わせ発表された。2014年2月に検証した「RVZ01」(型番:SST-RVZ01B」)の後継にあたるモデルで、時流に合わせてブラッシュアップされている。
初代「RVZ01」のシャープなフロントフェイスから、少しトーンを下げたデザインに変わり、洗練された印象。縦中央のラインにはイルミネーションギミックを備え、例えば「Aura LED」などマザーボードの機能と連動し、光の演出を楽しむことが可能になった。なお8ポートのRGBライトストリップコネクタを備える「LSB01」が標準で付属するため、イルミネーションの拡張性もアピールポイントになっている。
また、先代で設けられていたスロットイン式の光学ドライブベイは、需要の低下から削除。SFX規格に限られていた電源ユニットは、ATX規格対応に変更。サイズは公称で奥行き150mmまでとされている。ただしデモ機に搭載されていた150mmサイズ電源ユニットを見る限り、少々無理をして収められている印象。製品サイトにもフラットケーブル採用モジュラー式で、奥行き140mmクラスが推奨と明記されている。
その他ドライブベイは2.5インチシャドウベイが4段で、冷却ファンは上部120mm×1(1,500rpm/18dBA)、ボトム120mm×1(1,500rpm/18dBA)、さらにファンスロット部に120mm×1基が増設可能。グラフィックスカードは奥行き330mm(幅140mm)まで、CPUクーラーは高さ83mmまで。
外形寸法はW382×D350×H105mmで、重量は4.05kg。発売日および価格は現在調整中のようで、店頭に並ぶ日はそう遠くなさそう。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
SilverStone Technology: http://silverstonetek.com/i