2017.06.04 14:41 更新
2017.06.04 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)のPCケースは、テーマ毎にきちんと切り分けができている。「自由に作る」「拡張する」「魅せる」等の要素が自作PCの醍醐味だが、自作派たちの声に耳を傾け、上手にくみ取る能力は現状どこのメーカーよりも高い。「View 91 TG」もまた、市場からのリクエストに応えた魅せる要素が強いPCケースだ。
細かいスペックはこの際後回し。「View 91 TG」最大のポイントは、フロントおよび左右両サイドパネルに強化ガラスが採用されていること。モデル名に「View」とあるように、内部が透けて見える様は実に眺めが良い。思わずドレスアップがしたくなる、楽しいPCケースだ。
左右の強化ガラス製サイドパネルは、後方ヒンジの開閉式を採用。それも完全に解放できる「180°開閉式」とし、組み込み時およびメンテナンス時における作業のしやすさに主眼が置かれている。曰く「Modder向けPCケース」とのことで、これもユーザーからの声を取り入れたものらしい。
現時点、詳細スペックは開示されていないものの、外形寸法は実測でW310×D700×H640mmと大型。組み込みサンプルでは2本のリザーバーやライザーケーブルを使った、グラフィックスカードの縦置きレイアウトも確認できる。
なお180°開くということは、サイドパネルの奥行き分のスペースがリア方向に必要。唯一の懸念は、それだけの空間が確保できるロケーションがやや想像がしにくいところか。
気になる発売時期は年末から年明け早々を予定し、市場想定売価は20,000円を切る価格が目標。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Thermaltake Technology: http://jp.thermaltake.com/
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