2017.06.05 00:00 更新
2017.06.04 取材
ENERMAX(本社:台湾)ブランドから、初のTITANIUM認証電源「MaxTytan」が登場。優れた電力効率と高品質なコンポーネントを採用し、最大70%の負荷までファンレス駆動に対応する。
自作PCパーツメーカーの老舗ENERMAXから、初のTITANIUM認証電源ユニット「MaxTytan」がデビューした。容量ラインナップは1,250W、1,050W、850W、750Wの4モデル展開。
変換効率を徹底的に追求した回路設計と、日本製固体コンデンサや超高効率の変換回路など高品質コンポーネントを採用することで、TITANIUM認証に求められる最高94%(50%負荷時)という非常に高い電源効率クリアした。
1,050Wの70%を筆頭に、1,250Wが60%、850/750Wでも55%負荷までファンレス駆動に対応。かなりハイエンドのシステムでも実際にファンが回転することはないという |
また発熱が大幅に低減したことで、1,050Wモデルでは負荷70%の状態でもファンレス駆動が可能。担当者によれば、シングルグラフィックスとメインストリームCPUの組み合わせであれば、最上位モデルをチョイスしてもファンが回転することはないとのこと。
冷却ファンには起動時にファンを逆回転し、ホコリを取り除く「Dust Free Fan」を搭載。ケーブルはフルモジュラー式で、すべて取り回しが楽に行えるスリーブケーブルを採用する。さらに1,250Wと1,050Wモデルにはリアルタイムに消費電力を確認できるデジタルメーターが標準装備される。
初回ロットに数量限定で同梱される「COOLERGENIE」を使えば、ケースファンだけでなく電源ファンの回転数も制御できる |
グローバル市場向け発売は8月予定で、市場想定売価はそれぞれ359.99ドル/329.99ドル/.229.99ドル/219.99ドル。なお初のTITANIUM電源ということで、初回ロットには数量限定でオリジナルファンコントローラ「COOLERGENIE」が同梱される。
PLATINUM認証の「Platimax」(左)と、BRONZE認証の「RvoBron」(右)には、「Dust Free Fan」搭載モデルが追加される |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ENERMAX: http://www.enermax.com/
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