世界で最もショートサイズな、空冷＆水冷仕様のGeForce GTX 1080 Tiカード

オリジナルのデュアルファンクーラーを装備した、“世界最小GTX 1080 Ti”を謳う「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Mini」。外形寸法はW125×D211mmだ

ZOTACが“World Smallest 1080 Ti”として展示していた、GeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックスカード「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Mini」（型番：ZT-P10810G-10P）。デュアルファンのオリジナルクーラー「IceStorm」を装備したオーバークロックモデルで、カード長は文字通りクラス最小となる211mmに抑えられている。少々余裕のあるMini-ITXケースであれば、難なく搭載可能なハズだ。

動作クロックは、ベースクロック1,506MHz（リファレンス1,480MHz）、ブーストクロック1,620MHz（同1,582MHz）へとチューン。メモリクロック11,000MHzのGDDR5X 11GBメモリを実装している。

基板裏にはバックプレートを装備。補助電源はリファレンスから増強された8pin×2で、さらなるパフォーマンスアップを狙ったオーバークロックにも対応する
水冷クーラー「ArcticStorm」もショートサイズに。水冷仕様の世界最小モデル「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti ArcticStorm Mini」も同時にお披露目された。スペックは同様で、クーラーのみ水冷仕様に換装されている

また、同様に世界最小となる211mmサイズの基板を採用した水冷モデル「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti ArcticStorm Mini」（型番：ZT-P10810H-30P）もラインナップ。動作クロックや基本スペックは上記の「Mini」と同等、クーラーは水冷仕様の「ArcticStorm」が搭載されている。

いずれも出力インターフェイスはDisplayPort1.4×3、HDMI2.0b×1、DL-DVI-D×1の5系統で、補助電源はさらなるオーバークロックも見据えた8pin×2仕様。すでに2モデルともに国内市場での取り扱いが決定しており、現在発売時期や売価を調整中という。

こちらも基板裏にはバックプレートを装備。通常の水冷モデルと比較すると、その短さがよく分かる
先ほどショートモデルとの比較に登場した水冷モデル「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Arctic」（型番：ZT-P10810E-30P）。基本スペックは同様だが、オーバークロック用のチップを実装した余裕のあるデザインになっている
3連装ファンを搭載した大型モデル「ZOTAC GeForce GTX 1080Ti AMP Extreme CoreEdition」も展示されていた。こちらのモデルは、近く実機レビューにて詳細をお届けする予定だ

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ZOTAC International (MCO) Ltd.： http://www.zotac.com/
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