2017.06.05 18:00 更新
2017.06.05 取材
BIOSTAR Microtech International Corp.(本社:台湾)ブースでは、Intelの最新プラットフォームLGA2066に対応する最上位マザーボード「X299GT9」が展示されていた。従来のチェッカーフラッグからガラリとデザインを変えた最新マザーボードをチェックしていこう。
「COMPUTEX TAIPEI 2017」に合わせて発表されたIntelの新ハイエンドプラットフォームLGA2066。BIOSTARブースでは、E-ATXに対応する最上位モデル「X299GT9」が参考展示されていた。
基板デザインを刷新した、E-ATXフォームファクタに対応するBIOSTAR X299最上位モデル「X299GT9」 |
ゲーミング向け「RACING」シリーズに属する製品で、基板デザインはこれまでの“チェッカーフラッグ”から“弓”をモチーフにしたものに刷新。カラーもモノトーンからゴールドを取り入れたより印象的なものに変更されている。
ゴールドとブラックのカラーリングを採用するチップセットヒートシンク。中央にはLEDを内蔵する |
もちろんハイエンドらしく拡張性も良好。電源回路はオーバークロックを視野に入れた14フェーズ構成で、ネットワークはIntelチップによるギガビットLANと10ギガビットLANを標準装備。ストレージはヒートシンク付きのM.2×1の他、U.2×2、SATA3.0(6Gbps)×4で、拡張スロットはメタル仕様のPCI-Express3.0(x16)を7本備える。なおマルチグラフィックスがAMD CrossFire Xのみの対応となるのは少々残念なところ。
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×7本で、コンシューマ向けながらU.2ポートを2口備える |
同行した代理店スタッフによれば、国内発売の予定はあるものの価格は未定。また先日レビューをお届けした「Z270GT9」のようにSSDが同梱されるかは不明とのこと。
BIOSTARが得意とするBitCoinのマイニングデモも実施 |
またブースでは先月より国内発売が開始された「TB250-BTC」によるマイニングデモを実施。デモ機では拡張スロットに変換カードを装着する形で、Radeon RX 470を計8枚搭載。一般的なマザーボードより効率的なマイニングができる点をアピールしていた。
デモ機にはRadeon RX 470を8枚搭載。電源ユニットはCooler Master製1,200Wモデルを採用していた | |
Ryzenプラットフォームに対応する採掘向けマザーボード「TB350-BTC」の実機も展示 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
BIOSTAR Microtech International Corp.: http://www.biostar.com.tw/
COMPUTEX TAIPEI 2017 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2017/