2017.06.21 00:00 更新
2017.06.21 取材
フラッシュメモリの取り扱いならウチにおまかせ。お値打ちな激安品から玄人向けの高速モデル、懐かしの規格まで揃う東映ランドからお送りする「小型記憶媒体列伝」。今回は、フラッシュ案内人(?)の在原さんに「用途別のオススメUSBメモリ」を教えてもらうことに。
皆さん、どんなフラッシュメモリをお探しですか?誰が言ったかフラッシュ案内人の私が、フラッシュメモリのアレコレをお話する「小型記憶媒体列伝」。今回は、ひょっとしたら毎日お世話になっているかもしれない、ド定番の「USBメモリ」からオススメをご紹介しましょう。さすがに一番身近なフラッシュメモリとあって、お店で質問される頻度も段違い。色んな種類があってどれを選べばいいか分からん、という声もよく聞きますが、そんな時こそ僕らの出番というワケですね。
PCユーザーで持っていないという人はいないハズ。今回のテーマはド定番の「USBメモリ」、まずは安いモデルのオススメからチェックしよう |
まずは、シンプルに安いモデルからいきましょうか。デザインなどは二の次で、とにかくお手頃なモデルが欲しい。そんな向きには、東芝の「THN-U301」や「THN-U202」がいいでしょう。「U301」がUSB3.0で「U202」がUSB2.0対応、お値段は64GBで2,000円前後と格安です。ちなみに価格差は200円程度ですが、実はそれぞれ同じくらい売れているんです。とにかくパフォーマンスより価格重視で購入される方がほとんどなので、100円でも安ければそっちにする、という場合も多いですよ。
そしてそれに対抗するモデルとして、SanDiskの「SanDisk Ultra」シリーズもオススメです。こちらはキャップレスのスライド式でUSB3.0対応。先ほどのモデルよりやや高いですが、リード性能もしっかり公開されていて、安心感があります。デザインも悪くないですね。
200円程度の価格差ならUSB3.0を選びそうなものだが、価格第一なクラスだけに売れ行きは同じくらいとか。リード性能も公開されている「SanDisk Ultra」も価格は同レベル、スライド式が欲しいならこちらか | |
USBポートに埋め込んだまま、常駐のストレージとして使うニーズにピッタリなナノサイズメモリ。メーカー各社から、実に多数の製品が発売されている |
さて、続いてはコンパクトなモデルからイチオシをご紹介。大きさはちょうど親指の先くらい、ノートPCのUSBポートに埋め込んだまま使うような、そんなニーズにピッタリのタイプですね。価格とブランドイメージからSanDiskの「SanDisk Ultra Fit」シリーズが人気で、特に一番上の128GBがぶっちぎりで売れているんです。そもそも取り外さずに使うワケですから、足りなくならないように一番大容量のモデルを買おう、ということでしょう。
そして同じくらいのサイズでは、ADATAの「UD310」シリーズも要チェック。実は終息品でして、在庫限りの激安特価になっているんです。マックス32GBとラインナップは少ないですが、容量次第ではこちらの方がお買い得ですよ。
親指より小さいくらい、超小型サイズで出っ張りも少ない。人気の定番はSanDiskだが、在庫限りの特価になっているADATAもよさそう | |
とにかく速さこそ正義!というスピード重視なユーザーに支持される高級モデル。転送速度は、ほとんどSATAのSSDと変わらない |
そして最後にご紹介するのは、USBメモリの超高速モデル。特に評価が高いのが、クラス最高速の「SanDisk Extreme PRO」シリーズです。なんと読込420MB/secかつ書込380MB/secと、ほとんどSSD並のスピードが出るんですよ。このクラスになると、リード性能だけでなくライト性能も表記されていたりして、メーカーの自信の程が窺えますね。正直コスパを求める方にはまったく馴染まないアイテムですが、目的が定まっている方には非常に好評です。何も聞かずに指名買い、という方も多いですね。
そして同じく高価な製品では、トランセンドの「JF780」シリーズもオススメしたいモデル。速度こそさっきのモデルには届きませんが、MLCタイプで非常に高耐久なんです。カーボン風のデザインもカッコイイですし、頻繁に大容量を読み書きするなら、選択肢に入れておきましょう。
それなりの転送速度が出て、何より高耐久というMLC採用メモリ。多少割高ながら、過酷な使い道にはこうしたモデルが向いている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
東映ランド: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0828/42349