2017.06.21 18:30 更新
2017.06.21 取材
BitCoin採掘向けにデザインされたLGA1150マザーボード「H81 Pro BTC R2.0」が、ASRock Incorporation(本社:台湾)から発売開始。余っている旧世代のCPUを有効活用してマイニング環境を構築できる。
近頃アキバで話題のBitCoin採掘環境を構築できるLGA1150マザーボード「H81 Pro BTC R2.0」の発売が、ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.で開始された。価格は税抜9,980円で、在庫は少量だ。
拡張スロットはPCI-Express2.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x1)×5の計6本で、変換用のライザーカードを使えば、6枚のグラフィックスカードを搭載可能。また拡張スロットへの電源供給を補助する2基の4pinペリフェラルコネクタや、システム冷却用の5基のファンコネクタなど、マイニングPC向けの機能が充実している。
Intel H81マザーボードでは珍しく、拡張スロット用の補助電源コネクタを搭載。また冷却ファン用コネクタは計5基備える |
主なスペックは、チップセットがIntel H81、メモリはDDR3-1600MHz×2(最大16GB)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×2、SATA2.0(3Gbps)×2で、ネットワークはRealtek「RTL8111GR」によるギガビットLANに対応。またバックパネルインターフェイスは、USB3.0×2、USB2.0×2、シリアルポート×1、パラレルポート×1、PS/2×2、D-Sub×1、HDMI×1、オーディオ端子×3を備える。
BitCoin採掘ではGPUの性能が重要になるため、システムのアップグレードで余ったCPUやDDR3メモリを有効活用したいなら面白いアイテム。ただし、現在はマイニング用に人気のRadeonシリーズや、GeForce GTX 1060のグラフィックスカードは、極端な品薄のため入手が難しい点には注意が必要。またPCI-Express(x1)をPCI-Express(x16)に変換するライザーカードも多くのショップで品切れとなっている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi / 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/