2017.07.06 12:00 更新
2017.07.06 取材
「COMPUTEX TAIPEI 2017」で注目を集めた、ASRock Incorporation(本社:台湾)のBitCoin採掘向けマザーボード「H110 Pro BTC+」がアキバ店頭に入荷。価格は税込15,984円で、明日7月7日(金)より販売が開始される。
PCI-Express2.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x1)×12を備え、最大13枚のグラフィックスカードを搭載できるという、仮想通貨採掘向けマザーボードASRock「H110 PRO BTC+」がアキバに登場。明日7月7日より一斉に販売が開始される。
基板下半分には隙間なく計13本のPCI-Expressスロットを搭載する |
拡張スロットが変則配置のため、先日発売が開始された「DIR-PCIE1To16」のようなPCI-Express(x1)-(x16)変換・延長キットは必要になるが、一般的なモデルの2倍のグラフィックスカードを搭載可能。非常に効率的な処理が可能になる。ただし、今のところ採掘に最適とされるRadeon RX 580/570などのグラフィックスカードはいずれのショップでも品切れ。その性能を最大限に引き出すのは難しい状態だ。
グラフィックスカードの設置をどうするかなど、クリアするハードルはあるものの、最大13枚のグラフィックスカードを搭載できる |
24時間連続の連続駆動を考慮し、搭載コンポーネントは独自高耐久規格「Super Alloy」に準拠。デジタル制御の8フェーズ電源回路や、2oz銅薄層を備えたグラスファイバー基板、拡張スロットに安定した電力を供給する4pinペリフェラルコネクタなどを搭載。さらにバラック状態で運用されることが多いことから、オンボード電源とリセットスイッチを備えた。
主なスペックは、メモリスロットがDDR4-2400×2(最大32GB)、ネットワークはIntel I219VによるギガビットLANを搭載し、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×4とM.2×1を搭載。M.2スロットはSATA接続となるため、転送速度は一般的なSSDと変わらず、煩雑になりがちなケーブルを最小限に抑えることができる。
なお取材時点で入荷を確認したのはパソコンショップアークとドスパラ パーツ館で、価格はいずれも税込15,984円。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi / 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/
ドスパラ パーツ館: https://www.gdm.or.jp/shop/dos/