2017.07.11 18:00 更新
2017.07.11 取材
待っていた人も多いであろう、ASRock Incorporation(本社:台湾)のRyzen対応Mini-ITXマザーボード「Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac」「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac」の入荷を確認。明日12日より一斉に販売が開始される。
今年4月に発売が開始されたBIOSTAR「X370GTN/B350GTN」以来、久しぶりとなるRyzen対応Mini-ITXマザーボードの新モデルがASRockから登場。明日12日(水)より一斉に販売が開始される。
「Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac」(画像右)と「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac」(画像左)の主な違いは、搭載チップセットと無線LANカード(前者は867Mbps/後者は433Mbps対応)。その他のスペックは基本的に同等だ |
ゲーミング向け「Fatal1ty」シリーズに属する製品で、チップセットにAMD X370を採用する「Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac」と、AMD B350を採用する「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac」の2モデル展開。いずれもデジタル制御の8フェーズ電源回路を採用。TDPは95Wまでサポートされ、コンパクトながら8コア/16スレッドの高性能PCを構築することができる。
Mini-ITXマザーボードながら8フェーズのデジタル電源回路を搭載。定格運用はもちろんオーバークロックも可能だ | |
基板スペースが限られているため、「Ultra M.2」スロットは基板裏面に実装 |
主なスペックは、メモリスロットがDDR4-3466+×2(最大32GB)、拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)、垂直M.2×1。ストレージはSATA3.0(6Gbps)×4に加え、帯域幅32Gbpsの「Ultra M.2」×1を備え、最新のNVMe SSDに対応。有線LANはRyzenマザーボードでは珍しいIntel製ギガビットLANで、IEEE 802.11ac無線LANとBluetooth 4.2のコンボカードを標準装備。
さらに飽和電流を3倍に高めた「Premium Power Choke」や、2つのシリコンを1つにした「Dual-N MOSFET」、製品寿命12,000時間のニチコン製「12K Black Cap」など、「Super Alloy」準拠の高品質コンポーネントを採用することで、信頼性・耐久性を高めた。
取材時点で入荷を確認したのは、パソコンショップアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ツクモDOS/Vパソコン館、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店。価格は「Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac」が税込19,980円、「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac」が税込15,984円。初回入荷量はいずれのショップもそれほど多くなく、今週末まで持たないのではという声も聞かれた。
ショップへの問い合わせも多いという注目モデル。初回入荷量はそれほど多くないということで、購入をするなら早めに行動したほうが良さそうだ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi / 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/