2017.07.17 14:44 更新
2017.07.17 取材
4月にNVIDIAから発表されたPascal最上位グラフィックスカード「TITAN Xp」。国内市場では単品販売がなく入手困難だったが、このほどオリジナルカスタムが施された水冷モデルとしてオリオスペックで販売がスタートした
「TITAN Xp」は、今年4月に発表されたフルスペック版GP102コア採用のハイエンドグラフィックスカード。CUDAコア数はワークステーション向け最上位の「Quadro P6000」と同じ3,840基を備え、動作クロックはコアブーストクロック1,582MHz、メモリクロックは11.4Gbps。GDDR5 12GBのビデオメモリを搭載し、メモリバス幅384bit、メモリ帯域幅は547.7GB/secというスペックだ。
リファレンス仕様の「TITAN Xp」。VGAクーラーは2スロット占有の外排気クーラー。「SLI HBブリッジ」によるマルチグラフィックスもサポートする |
GeForce GTX 1080 Tiよりも速いとされる最上位「TITAN Xp」は、発表時よりアメリカ、カナダ、プエルトリコ、ヴァージン諸島(アメリカ領)向けの出荷に限定されていた。
国内ハイエンドユーザーからは、”販売熱望”の声も聞かれた希少品だが、このほど独自ルートでオリオスペックに入荷。リファレンスクーラーを取り外し、EK Water Blocks製ウォーターブロック「EK-FC GeForce GTX FE」を搭載させたオリジナル水冷仕様として販売されている。
出力インターフェイスはDisplayPort1.4×3、HDMI2.0b×1。補助電源コネクタは8+6pinで、裏面にはバックプレートを装備するなど外観は「TITAN X」と同じ | |
ウォーターブロック搭載済みの「TITAN Xp」。バックプレートはそのまま流用 |
なお購入希望者は、事前に電話かメールで問い合わせて欲しいとのこと。納期は約1カ月で、価格は水冷版が税抜約22万円とされ、入荷時期によって異なる模様。なおノーマル仕様の注文にも応じるとしている。
購入希望者はまずオリオスペックに問い合わせてみよう。※ただし本日17日(月・祝)はお休み |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/