2017.08.14 00:00 更新
2017.08.14 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、テクノハウス東映のベタランスタッフKさんが見つけた、Intelのモバイル向けCPU「Core 2 Duo P8600」。対応ソケットはSocket Pで、動作クロックは2.4GHz。
発売が2008年ですから、レトロと呼ぶには微妙なところかもしれません。FSBが1,066MHzでTDPが25W、動作クロック2.4GHzと聞けば、2017年の現在でも十分通用しそうなスペックです。
9年前の話ですが、今でも覚えています。その当時といえば、モバイル向けのCPUを自作で使う事が流行していた時代。当店でもMini-ITX対応マザーボードのMSI「IM-GM45」を取り扱っていたので、CPUも販売していたんです。
9年を経た今でもきれいに保管してある「Core 2 Duo P8600」。sSpecは「SLB3S」 |
モバイル向けということで、ノートPCへの換装についても問い合わせが多くありました。ちなみにこの個体は、検証用としてキープしていたものです。そういえば、チップセットと無線LANモジュール、CPUがセットで構成されたCentrinoとかありましたよね。Core 2世代では「Centrino 2」と呼んでいましたっけ。
当時はパーツショップでモバイル向けCPUの単体販売が行われていた。パッケージデータは2008年6月で、価格は約30,000円 |
その後、Intelがデスクトップ向けの低消費電力版CPUを発売し始めるようになると、モバイル向けCPUで自作する事もなく、CPUの単品販売が終息。ノートPCのアップグレードは、メモリとストレージ周りに限られてしまい、ちょっと寂しくなってしまいましたね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
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