2017.08.21 01:46 更新
2017.08.21 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、TSUKUMO eX.のベタランスタッフSさんの自宅から発掘された、S3 Graphicsのグラフィックスカード「ViRGE」。発売は1995年で、かれこれ20年以上前の製品だ。
なぜ自宅からここまで古いグラフィックスカードが出てきたのか。静電防止袋に入れられ、思いの外きれいに保管されていました。おそらく、Windows 95あたりと一緒に購入したと思うのですが・・・やはり思い出せません。
S3の初代「ViRGE」。その後「ViRGE DX」や「ViRGE/GX」へと続いていく |
S3 Graphicsといえば、お安いグラフィックスカードメーカーとして、地味に人気がありました。「ViRGE」は、3Dアクセラレータ搭載モデルということで、当時話題になった製品です。
剥き出しのGPUコアに「Winbond」や「Mosel」といった古のパーツがぎっしり搭載されています。調べてみると、メモリはなんとEDO対応でした。
Winbond製チップのほか、Mosel VitelicのEDOメモリが搭載されている |
EDOメモリといえば、当時の東京ラジオデパートで有名だったメモリ専門店「神和電機」でしょう。いつ行っても行列ができていた超人気ショップ。ショップといっても1畳くらいのスペースでしかなく、ちょっといかついお兄さんが、ひたすらメモリを売っているというシュールなスタイルが懐かしい。
しかも、人気ラーメン店のように、ちょっと遅めの夕方に行くと、その日の入荷分が完売して早々に閉店・・・なんていう事もありましたっけ。話がそれましたが、「ViRGE」はそんな時代のグラフィックスカードです。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/