2017.08.25 19:02 更新
2017.08.25 取材
「Raspberry Pi」対抗の小型シングルボードPC「PINE 64」をベースにした14インチノートPC「Pinebook」をテクノハウス東映で発見。売価わずか99ドルという低価格を実現したノートPCを画像でチェックしていこう。
テクノハウス東映で、売価99ドルという低価格を実現した14インチノートPC「Pinebook」を発見した。
ベースとなるのは「Raspberry Pi」対抗の小型シングルボードPC「PINE A64」。15ドルから購入できるにも関わらず、CPUに64bit版クアッドコアSoC ARM A53(1.2GHz)を搭載するパワフルな構成。大手クラウドファンディングサイト「KickStarter」のキャンペーンでは、約173万ドル(約1億9,000万円)を調達するなど大いに注目を集めた。
本体カラーはホワイトで統一。底面部には4つのゴム足を備える |
「Pinebook」で使用されるのは、LPDDR3 2GBメモリを搭載する29ドルの最上位モデル。液晶解像度は1,366×768ドット、ストレージは16GB eMMC5.0で、ネットワークはIEEE 802.11g/b/gn無線LANとBluetooth 4.0に対応。インターフェイスはUSB2.0×2、microSD×1、miniHDMI×1、ヘッドフォンジャック×1、30万画素Webカメラなど。
入力デバイスはキーボードと大型のスライドパッドを搭載 |
バッテリーは10,000mAhのリチウムポリマーで、外形寸法は、W329×D220×H12mm、重量1.26kg。OSはLinux Distro(標準)もしくはAndroidに対応する。なお「Pinebook」には89ドルの11.6インチモデルがラインナップ。またストレージを64GB eMMCにするオプション(約30ドル)も用意される。
ちなみに今回の製品はあくまでも個人的に輸入したもので、残念ながら展示・販売の予定はなし。どうしても欲しい場合は、PINE64の通販サイト等を利用する必要がある。
5V/3A出力のACアダプタが付属 | こちらのプラスチックケースに収納した状態で発送されてきた |
今回はオプションの64GB eMMC(約30ドル)も購入。さらに送料(約30ドル)と合わせて、合計約160ドル(約17,500円)だったという |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/池西 樹
PINE64: https://www.pine64.org/
テクノハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/