2017.09.22 00:36 更新
2017.09.22 取材
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)が、これまでの集大成と位置づけるコンパクトPC「CORSAIR ONE PRO」をHTCブースで発見。国内では初となる動態デモの様子を早速紹介していこう。
元々VRでの運用も考えられている「CORSAIR ONE PRO」。フロント部にはヘッドマウントディスプレイ用のHDMIポートを搭載 |
今年3月にアナウンスされた、CORSAIRブランドのデスクトップPC「CORSAIR ONE PRO」。国内発売を10月に控え、HTCブースでは「HTC Vive」と組み合わせた国内初の動態デモが行われていた。
「暗殺教室VR」をはじめとしたVRデモのため、計20台の「CORSAIR ONE PRO」が稼働していた |
フットプリントわずか200×176mmのコンパクトサイズながら、カスタム仕様のオールインワン型水冷ユニットを開発することで、CPU/GPUとも水冷化に対応。最上位モデルではCPUにCore i7-7700Kを、グラフィックスカードにNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiを搭載し、VRシステムや最新3Dゲームを快適にプレイできるパフォーマンスを実現した。
配線はかなり煩雑なため、稼働中のデモ機はアンタッチャブル |
筐体は放熱性に優れるアルミニウム素材で、両サイドパネルから吸気し、トップファンを使い暖気を強制的に排出する効率的なエアフローデザインを採用。これにより、騒音を最小限に抑え、アイドル時はほぼ無音となる20dBAの超静音動作が可能になるという。
両サイドパネルからフレッシュなエアを取り込み、暖められた暖気をトップファンで強制的に排出する |
「CORSAIR ONE PRO」には、複数のSKUが用意されているが、国内販売されるのはGeForce GTX 1080搭載モデルとGeForce GTX 1080 Ti搭載モデルの2種で、いずれも価格は未定とのこと。なお「CORSAIR ONE PRO」については、近日中に詳細レビューをお届けする予定なので、楽しみにしていてほしい。
ストック分の「CORSAIR ONE」があったため、中身を確認させてもらうことができた。ラジエターは専用サイズのカスタマイズ品を採用する |
ストック品は空冷版GeForce GTX 1070モデル(国内展開予定なし)だが、国内発売モデルは2モデルともVGAも水冷化されているとのこと |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
CORSAIR: http://www.corsair.com/
東京ゲームショウ2017: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2017/