2017.09.22 14:00 更新
2017.09.22 取材
Micro-Star International(MSI/本社:台湾)が東京ゲームショウ2017に持ち込んでいた、注目のゲーミングマシンをチェック。10月に発売を控えたパワフルノート「GT75VR Titan Pro 4K」、極薄筐体のVR対応ミニPC「Vortex G25」が展示されていた。
GeForce GTX 1080を搭載、4K液晶やメカニカルキーボードを備えた「GT75VR Titan Pro 4K」。貫禄のお値段にて、もうすぐ国内向けに発売が開始される |
最高峰のパフォーマンスと装備を誇る、MSIの最新ゲーミングノートが「GT75VR Titan Pro 4K」だ。NVIDIA G-SYNCに対応した17.3インチの4K液晶ディスプレイ(3,840×2,160)とGeForce GTX 1080を搭載、キーボードにはSteelSeriesの極薄メカニカル「SteelSeries Rapid RGBメカニカルキーボード」が採用されている。
SteelSeries EngineによるRGBコントロールにも対応する、超薄型のメカニカルキーボードを採用。浅めの底打ち感ながら打ち心地は良好、スイッチ自体はKailh(Kaihua)製のようだ |
国内向けモデルのスペックは、Core i7-7820HK、メモリ16GB(DDR4-2400)、256GB SSD(NVMe対応/RAID)+1TB HDD。パワフルな構成を高効率で冷やす、10本のヒートパイプと2基の新開発ファンを組み合わせた冷却機構「Cooler Boost Titanサーマルモジュール」が採用されている。
また、Killer NICによる10ギガビットLAN「Killer 10Gb LAN」と高速無線LAN「Killer Shield」を搭載。有線+無線のチーミングにも対応するなど、ネットワーク機能も強力。側面にはハイレゾ対応のオーディオポートも備えている。
10月中の発売が予定されており、市場想定売価は税込450,000万円。144Hz駆動のフルHD液晶を採用した、GTX 1070搭載モデルもラインナップするという。
Killer NICの10ギガビットLANを搭載するなど、インターフェイスも豪華。ハイレゾヘッドホンを組み合わせれば、オーディオもハイレゾ環境で楽しめる |
ゲーミングノートチームが手がけた、超薄型デザインのゲーミングデスクトップ「Vortex G25」も展示中。こちらは参考出展という扱いで、詳細はまだ調整中とのこと |
会場の一角で参考出展扱いで展示されていた、極薄のデスクトップPC「Vortex G25」も要チェック。ユニークな円筒形デザインが話題になった「Vortex」の最新作にあたり、ゲーミングノートチームがデザインしたという超小型・スリムボディを特徴とする。
筐体は容量わずか2.5リットル、重さは2.5kg程度だが、VRにも対応するハイパフォーマンスを秘めている。本体は縦置きと横置きに両対応するほか、薄型PCの定番でVESAマウントも可能だ。
容量2.5リットルの筐体を採用、とにかく薄く軽い。それでいて高効率冷却モジュール「Cooler Boost Titan」により、高い冷却パフォーマンスが期待できるという |
冷却には、上記ゲーミングノート同様に「Cooler Boost Titan」を採用。こちらは2基の大型ファンと合計8本のヒートパイプを組み合わせ、5ヶ所の吸気口と3ヶ所の排気口によるトップ排気で最大限のエアフローを稼いでいる。
なお、CPUはリリース当時のIntel製最新プロセッサが搭載される予定で、グラフィックスはGeForce GTX 1070、ストレージは256GB SSD(M.2/SATA3.0)+1TB HDDを搭載。早ければ年内に登場する可能性があるものの、現時点での発売時期や価格は未定となっている。
縦置きだけでなく横置きも可能。「HTC Vive」の使用を前提としてデザインされており、HDMIと電源ポートをフロントに備えている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micro-Star International: https://www.msi.com/
東京ゲームショウ2017: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2017/