2017.09.22 15:00 更新
2017.09.22 取材
多くの新プロダクトを並べていたMicro-Star International(MSI/本社:台湾)ブースには、ゲーミングデバイスも満載。これから同社が本腰を入れて展開を目指している、注目のゲーミングギアあれこれをチェックしておこう。発売時期はまだ未定ながら、いずれも国内向け発売が決定している。
詳細は未定ながら、国内向け発売が決まっているMSIのフラッグシップキーボード「VIGOR GK80」。すでにローカライズも完了、日本語配列モデルが展示されていた |
MSIとくればマザーボードやグラフィックスカードというイメージながら、最近はグローバル向けに多数のゲーミングデバイスをリリース。積極的に新カテゴリの製品を増やしつつある。
そして今回東京ゲームショウ2017で披露された、キーボードのフラッグシップモデルが「VIGOR GK80」。Cherry MX赤軸を搭載したメカニカルキーボードで、頑丈かつスタイリッシュなメタル天板にスイッチを直接マウントする、流行の(?)フローティングデザインを採用している。
さすがマザーボードでRGB制御の最先端をいくMSI、サイドにユニークなLEDギミックを搭載。なお、背面にはUSBパススルーポートとメディアキーを備えていた |
また、昨今のゲーミングデバイスで定番のRGBイルミネーションにももちろん対応。バックライトLEDを搭載しているのはもちろん、両サイドに「SURROUND RGB」なるLEDバーも備え、イルミネーションがキーボードを覆うような演出を可能にしている。また、「Mystic Light Sync」に対応しており、同じく対応のマザーボードやグラフィックスカードと発光カラー・パターンを同期することができる。
こちらはテンキーレスのメカニカルキーボード「VIGOR GK70」。メタル天板にCherry軸をマウントする、フローティングデザインを採用している |
さらにメカニカルキーボードのバリエーションとして、テンキーレスモデルの「VIGOR GK70」もラインナップ。基本デザインを踏襲した「VIGOR GK80」の兄弟機で、同じく(形状はやや異なるものの)「Mystic Light Sync」対応のサイドLED「SURROUND RGB」も搭載している。
なお、いずれもNキーロールオーバーによる全キー同時押しとフルアンチゴーストをサポート。レイアウトは日本語配列モデルが用意される。発売時期や価格は未定ながら、そう遠くないタイミングで店頭に並びそうだ。
FPSゾーンには、複数タイプの交換用キャップが付属。最適化形状のタイプや、ラバーコートのタイプから好みでチョイスできる。なお、両サイドの「SURROUND RGB」はややデザインが異なっている |
RGB対応のメンブレンキーボード「Interceptor GK40」もラインナップ。1,000Hzレート対応、イルミネーションは6ゾーンのLED設定が可能だ |
ゲーミングマウスは、グローバル展開が始まっている「Clutch GM70」が国内向けにも登場。フロントとロゴ部分がRGBイルミネーションに対応、「Mystic Light」とも同期する |
さらにマウス製品から、有線・無線両対応のハイブリッドモデル「Clutch GM70」も登場。6月にグローバルリリースが打たれた製品で、最大18,000dpiのPixArt製光学式センサー「PMW3360」を搭載する。
また、両サイドとトップパーツを換装できる「モジュラー構造」を採用。標準では左右対称の両利きスタイルだが、パーツ交換により右手用や左手用といった、ユーザーに応じたカスタマイズが可能になっている。
マグネット式のパーツ換装に対応、ニーズに合わせたカスタマイズが可能。下位モデルの「Clutch GM60」とはセンサーが異なり、「Clutch GM70」は有線・無線に両対応する |
また、まったく同じボディ形状を採用した廉価モデル「Clutch GM60」もラインナップ。こちらはシンプルな有線接続で、センサーには最大10,800dpiのPixArt「PMW3330」を搭載する。
いずれも左右クリックボタンには5,000万回耐久のオムロン製スイッチ、ALPS製エンコーダのスクロールホイールを採用。両側のサイドボタンを含め、全8ボタンを実装している。
キーボード同様にRGBイルミネーションにも対応。「Mystic Light Sync」で他のMSI「GAMING Series」製品と発光パターンを同期できる。
ゲーミングヘッドセットの新製品も投入。「IMMERSE GH70」は、両サイドに「Mystic Light」対応のRGBイルミネーションが搭載されている |
そのほか、ゲーミングヘッドセットの新製品「IMMERSE GH70」も会場に持ち込まれていた。50mm口径のハイレゾ対応ドライバーを内蔵し、7.1chバーチャルサラウンドに対応。イヤーカップには、「Mystic Light Sync」で同期するRGBイルミネーションを搭載している。
接続インターフェイスはUSBで、姉妹モデルとしてアナログ接続の「IMMERSE GH60」もラインナップ。こちらはLEDイルミネーションは非搭載、「純粋に音を楽しみたい人向け」(担当者)とのこと。また、いずれもイヤーパッドの換装に対応、合成皮革もしくはメッシュ仕様から好みで選択できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micro-Star International: https://www.msi.com/
東京ゲームショウ2017: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2017/