2017.09.25 00:00 更新
2017.09.25 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、テクノハウス東映のバックヤードから出てきた、レトロなAMDのCPUたち。
倉庫の整理中に出てきたのが、発売はどれも2006年という古いAMD製CPU。約10年ほど前のモデルをいくつか紹介しましょう。
いずれもSocket AM2時代のCPUです。現在のRyzenがご存じSocket AM4なので、それほど古いという気がしないですね。
まずは、真のデュアルコアとして登場したSocket 939版の「Athlon 64 X2 4800+」。今回出てきたのは後継モデルのSocket AM2版のパッケージです。製造プロセス65nmでTDP65Wというスペックで人気のモデルでした。中身はどこにいったのか。いいCPUでしたので、どこかのPCに入れたままになっているのかもしれません。
「Athlon 64 X2 4800+」。動作クロックは2.4GHz |
お次はバルクで見つけた「Athlon 64 3500+」。こちらもSocket 939版からSocket AM2版に変更されたモデル。同時期にAthlon 64 X2もあったため、デュアルコアの陰に隠れた下位モデル的な扱いだったと記憶しています。
「Athlon 64 3500+」。動作クロックは2.2GHz |
こちらも中身がないパッケージのみの「Sempron 2800+」。発売されたタイミングは、先の「Athlon 64 X2 4800+」や「Athlon 64 3500+」と同じです。すでにSocket 754版の「Sempron 2800+」がありましたが、Socket AM2変更のタイミングで登場したモデルでした。
「Sempron 2800+」。動作クロックは1.6GHz |
「少し前まで使っていた」という人が少なくないでしょう。スタッフの中にも、Athlon 64 X2以来のAMDとしてRyzenを買った人がいます。AMDにはこのままの勢いで頑張ってもらいたいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
テクノハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/
AMD: http://www.amd.com/ja/