2017.10.13 18:12 更新
2017.10.13 取材
ライザーカードなしで8枚のグラフィックスカードを搭載できる、Colorful(本社:中国)ブランドのマイニング専用マザーボード、「C.B250A-BTC PLUS V20」の店頭発売がスタート。価格は税込24,800円。
Colorfulブランドの仮想通貨マイニング専用マザーボード「C.B250A-BTC PLUS V20」の店頭販売が開始された。基板上にはx16接続×1、x1接続×7の計8本のPCI-Express(x16形状)スロットを実装。計8枚のグラフィックスカードを直接搭載でき、1システムで効率的なマイニング環境を構築できる。
ズラリと並ぶPCI-Express(x16形状)スロット。2スロット厚のグラフィックスカードが搭載できるよう、スロット間も余裕がある作り |
対応プラットフォームはLGA1151で、チップセットはIntel B250を採用。主なスペックは、メモリスロットがDDR4-SODIMM×1(2400MHz)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×1、mSATA×1。インターフェイスはUSB2.0×2、ギガビットLAN×1、HDMI×1、USB2.0ピンヘッダ×1を備える。
CPUソケットは一般的なLGA1151。マイニングで使用するならCeleronシリーズで十分 | ストレージはSATA3.0(6Gbps)とmSATAを搭載。欲を言えば接続インターフェイスはSATAでかまわないので、選択肢の多いM.2スロットにして欲しかった |
仮想通貨マイニングでは、CPUの性能はあまり重要ではないため、Skylake/Kaby Lake世代のCPUならCeleronシリーズで十分。さらに一般的なマイニング向けモデルと違い、変換アダプタやライザーカードも不要なため、コストを抑えられるメリットもある。
バックパネルインターフェイスも必要最小限。スペースに余裕があるため、裏面には主要コンポーネントは一切ない |
ただし、カードサイズが485×195mmの独自規格のため、一般的なケースは利用不可。また電源ユニットも接続コネクタがPCI-Express 6pin×8とかなり特殊。正式対応を謳う製品がないため、ケーブルなどを自分で用意する必要がある点には注意が必要。実際、今回取材した販売ショップでは、いずれも製品の故障に対する保証はあるものの、電源やケースについての質問は一切不可。またこの製品をベースにしたPCの構築も受けられないのこと。
付属品はドライバCD、マニュアル、SATAケーブルのみ |
取材時点で販売を確認したのは、オリオスペック、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.の3店舗。販売価格はいずれのショップも税込24,800円だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/池西 樹
Colorful: http://www.colorful.cn/