2017.10.18 16:31 更新
2017.10.18 取材
「Quick Connector」機構を採用する、Alphacool international gmbh(本社:ドイツ)のオールインワン水冷ユニット「Eisbaer」シリーズがオリオスペックで販売中。ラジエターサイズは240mmと420mmの2種類で、販売価格は税込17,064円と税込21,384円。
Alphacoolブランド製オールインワン水冷ユニットでは、久しぶりの新製品となる「Eisbaer」シリーズ |
Alphacoolのカスタムパーツを組み合わせて構築されたオールインワン水冷ユニット「Eisbaer」シリーズがオリオスペックで販売中。ラジエターとウォーターブロックをつなぐチューブには「Quick Connector」と呼ばれる独自継ぎ手が採用され、冷却液を抜くことなく水冷ヘッドなどの増設が可能。DIY水冷ユニットのベースとしてもおすすめだ。
「Quick Connector」機構により、冷却液を都度取り除く必要なくシステムの変更が可能 |
また別売のオプションブラケット「Eisbaer Intel mounting kit socket 2011-3 narrow ILM」(税込734円/販売中)は必要になるものの、オールインワン水冷では初めてIntel narros ILMに対応。デュアルXeonマザーボードなどで、CPUの発熱に困っている人には手軽に冷却性能を改善できる有望な選択肢になるだろう。
Intel narros ILM用ブラケット(画像左)や、AMD Socket TR4/SP3用ブラケット(画像右)も販売中 |
製品ラインナップは420mmの超大型ラジエターを採用する「Eisbaer 420 CPU」と、240mmラジエターの「Eisbaer 240 CPU」。いずれもポンプユニットは2,600rpmの「DC-LT 2600 Ultra low noise Ceramic」、ラジエターは銅製の「NexXxoS」シリーズで、チューブは内径8mm/外径11mmのPVCチューブを採用。冷却ファンは前者がブルーインペラの140mm「Eisbaer 140mm」、後者がブラックインペラの120mm「Eiswind 12」を搭載する。
ラジエターサイズは420mmと240mmの2種。ラジエター素材は銅製で、一般的なアルミニウムモデルより熱伝導率が向上している |
冷却ファンは240mmモデルがブラックインペラの120mm口径、420mmモデルはブルーインペラの140mm口径 |
対応プラットフォームはIntel LGA1151/1150/1155/1156/755/2011(v3)/1366/771/604/2066、AMD Socket AM4/AM3+/AM3/AM2+/AM2/939/FM2+/FM2/FM1/G34/940で、Socket TR4/SP3用のブラケット「AMD Threadripper/Epic TR4/SP3 mounting bracket for Eisbaer/Eisblock/Silent Loop incl. screws」(税込1,166円)も販売中。なおGPU用冷却ユニットや異なるサイズのラジエターモデルについては、今のところ取り扱い予定はないとのこと。
ウォーターブロックには銅製の受熱ベースとアクリルウィンドウを搭載する |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/池西 樹
Alphacool GmbH: http://www.alphacool.com/