皆さん、どんなフラッシュメモリをお探しですか？誰が言ったかフラッシュ案内人の私が、フラッシュメモリのアレコレをお話する「小型記憶媒体列伝」。今回は、PCでもスマホでも使える「デュアルコネクタのUSBメモリ」からオススメをご紹介しましょう。この手のUSBメモリがボチボチ出始めたのは数年前ですが、色モノ扱いだった当時はサッパリ売れませんでした（笑）。でも最近はスマホ関連の周辺機器も注目されてきて、こういったアイテムの認知も広がってきましたね。何も聞かずに買っていく方も多く、ようやく市民権を得たのかな？という気がしています。

対応するスマホによって、大きく3タイプに別れる「デュアルコネクタのUSBメモリ」が今回の主役。最も売れているのは、SanDiskのmicroUSB搭載モデルらしい

さてそんなデュアル端子タイプですが、対応端末別に大きく3種類に分かれています。まずは、今でも店頭では一番多く出ているAndroidスマホ向けのmicroUSB搭載モデルから。その中でも一番の売れ筋は、SanDiskの「SanDisk Ultra Dual USB Drive 3.0」ですね。もう発売から2年以上も経っているのに、いまだに人気はトップクラス。値ごろ感からか、32GB/64GBといった真ん中のモデルが特に売れています。

そしてそれと人気を二分しているのが、「SanDisk Ultra Dual Drive m3.0」。スケルトンでスライド式のカバーを採用した、後発のモデルです。オイSanDiskばかりじゃないか、と思いました？実はデュアル端子のUSBメモリって、なぜかSanDisk製がぶっちぎりで安いんですよ。トップブランドのモデルが激安とくれば、そりゃ皆さんそっちを買っちゃいますよね。

人気のSanDisk製品メモリには、スケルトンタイプの別シリーズも。トランセンドもブランドイメージでは負けていないが、やはりSanDisk製が安すぎる

最新のAndroidスマホで使うなら、もうType-C搭載モデルでしょ！一番人気はやはりこのメーカー、近頃は最大容量の256GBも人気が急伸している

続いては、最新のAndroidスマホやMacBookでお馴染み、Type-Cコネクタ搭載モデルを見てみましょう。販売数ではまだmicroUSBが優位ですが、もうイマドキのスマホはType-Cに移行しつつありますからね。Androidスマホユーザーが買うモデルとしては、これからType-Cの方が主流になっていくと思います。

それで一番人気はどれ？というと、こちらの「SanDisk Ultra Dual Drive USB Type-C」になります。またもやSanDisk（笑）、だって安いんですよ。ちょっとサイズは大きめですが、スライド式キャップでデザインもグッド。特に売れているのは、手頃な32GBと5,000円切りになった128GBですね。この手のタイプでは最大級の256GBもラインナップしていますよ。

ちなみに今回の趣旨からは外れますが、トランセンドから発売されている「JetFlash 850S」のようなType-C専用モデルもアリ。スマホ用と割り切って使いたい人にオススメですね。

やはり価格面でSanDiskが優位。ちなみにType-C専用のモデルも、トランセンドを中心に複数選択肢がある

iPhoneに対応するLightning搭載モデルももちろん在庫あり。やはりSanDisk製に人気が集中しているようだ

そして日本ではAndroidスマホよりユーザーが多いという、iPhone向けのLightningコネクタ搭載モデルもあります。一番人気は・・・もう言わなくても分かりますよね（笑）。やはりSanDiskから発売されている、「SanDisk iXpand Mini Flash Drive」が値段も手頃で人気があります。

そもそもLightningモデルは、アップルのMFi認証を取っているライセンス品のせいか、どれもAndroid向けより割高なんです。そんなワケで、本体の方と違ってUSBメモリの方は、Android向けの方が売れ行きがいいですね。

Android向けのmicroUSB/Type-Cモデルに比べて、やや割高なLightningモデル。SanDiskの先代モデルは、USBコネクタが本体裏に回り込むようなデザインだったが、現行はストレートタイプになっている

もっともAndroid向けもそうですが、クラウドより手元にバックアップを置いておきたい人を中心に、一定以上の需要はあるアイテムです。昔に比べるとかなりコンパクトかつ安くなっていますから、お手頃にスマホのストレージを増やしたい方には激オシ！PCで普通のUSBメモリとして使ってもいいワケですから、ひとまずお一つ試してみてはどうでしょう。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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