2017.12.12 23:00 更新
2017.12.12 取材
新たに発表された「Radeon OVERLAY」についても紹介しておこう。この機能のポイントは2つ。ひとつは、ゲーム中にPCのシステム状況をモニタリングするというもの。クロックや温度はもちろん、フレームレートなどパフォーマンスも確認できる。
会場内に設置されたPCでは、実際に「Radeon OVERLAY」が動作。ゲームプレイ中に「ALT+R」で表示を有効にでき、自由に設定を変更できるようになっていた |
もうひとつはAdrenalin Editionの基本機能をゲーム中に直接制御できるというもの。「Radeon Chill」「Enhanced Sync」「Radeon ReLive」といった機能をリアルタイムに操作でき、タイトルごとに設定を細かく変更する事が可能だ。
「Frame Rate Target Control」「Color Settings」といった機能も利用できる |
Adrenalin Editionの目玉機能として最後に紹介されたのが、AMD初のモバイルアプリケーション「AMD Link」だ。Radeon搭載PCとQRコードを使って接続する事で、さまざまな情報をモニタリングできる。Radeon OVERLAYの機能を手持ちのスマートフォンやタブレットで実現するもので、ゲームをしながら情報表示用のセカンドモニターとして使う事もできる。
各メニューも簡素化されていおり、システム自体は非常にシンプルで使いやすい |
Terry Makedon氏自ら、実際に「AMD Link」が動作するスマートフォンを手に取り解説。各アイコンをタッチすると計測データをグラフ化することもできる |
複数のRadeon搭載PCを管理する事ができるほか、「Radeon ReLive」の制御も可能。ゲーム中のプレイ画像をキャプチャーし、それらをSNSでシェアする事もできる。なお、アプリケーションはiOS 10、Android 5.0以上でサポートされる予定だ。
ちなみに設定からスクリーンON機能もできるので、バッテリーさえ考えなければ常時表示できる |
実際にゲーム中のプレイ画像キャプチャーしてみたが非常に簡単にできる |
FPSボタンを押すと現在のフレームレートを表示。60以上ならグリーン、以下ならレッドとすぐに視認できる |
そのほか、AMDに関するさまざまなニュースをまとめて閲覧できる「News Feed」、Adrenalin EditionやAMD Linkの最新情報をリアルタイムで確認できる「Notifications」も用意されている |
文: GDM編集部 Tawashi
AMD: http://www.amd.com/ja