2018.01.28 16:38 更新
2018.01.28 取材
Ledger Nano Inc.(本社:フランス)のビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)など、仮想通貨を安全の保管できるハードウェアウォレット「Ledger Nano S」がツクモパソコン本店でまもなく発売予定。価格は税抜15,800円だ。
世間を騒がせている仮想通貨取引所国内大手の巨額流出問題。仮想通貨購入後に取引所に預けたままで運用する人は少なくないが、ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」を使えば、ネットワークから完全に切り離した状態で、仮想通貨を保管することができるようになる。つまり、もし仮想通貨取引所が不正アクセスによって通貨を流失してしまった場合でも問題なしというワケだ。
自身が設定したPINコード(4~8桁の数字)によって保護。アカウントはリカバリーシートでバックアップされ、万が一紛失しても、Ledgerデバイスもしくは適合するデバイスで復元することが可能 |
本体はステンレスカバーを備えるUSBメモリ型。有機ELディスプレイと物理ボタンの組み合わせで内部の暗号通貨資産、暗号通貨取引のセキュリティを保護する。認証プロトコル「FIDO」に対応し、ビットコイン(Bitocoin)、ライトコイン(Litecoin)、イーサリウム(Ethereum)、イーサリウムクラシック(Ethereum Classic)、リップル(Ripple)を始め、数多くの仮想通貨をサポート。複数通貨の送金や受け取り、アカウント残高の確認などを実行することができる。
未使用時はステンレスカバーで保護されるUSBメモリ型の「Ledger Nano S」。PCとの接続は付属のUSB Type Micro-Bケーブルを使う |
PCで入力される情報がウイルスやマルウェア、キーロガーで読み取られたとしても、物理的にデバイスと承認作業ができない限り送金されることはない |
Google Chromeで使えるオリジナルの専用アプリケーションに対応し、Windowsや Mac、Linux、Chrome OS搭載PCで利用可能。今後出てくる新しい仮想通貨にも、セキュリティ保護のため順次アップデートされるファームフェアと同時に対応する。
外形寸法はW18×D98×H9mm、重量6.2g。インターフェイスはUSB Type Micro-Bで接続ケーブルやマニュアル等が付属 |
Google Chrome経由での管理が可能。取引所保管時より「取引時の手間は増える」(販売ショップ)ため、長期保有予定の通貨などを入れておくのもいい |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
Ledger Nano Inc: https://www.ledgerwallet.com/