2018.02.21 12:00 更新
2018.02.21 取材
フラッシュメモリの取り扱いならウチにおまかせ。お値打ちな激安品から玄人向けの高速モデル、懐かしの規格まで揃う東映ランドからお送りする「小型記憶媒体列伝」。今回新しいフラッシュ案内人(?)の西出さんが紹介してくれるのは、特定ニーズに応えるUSBメモリたちだ。
皆さん、どんなフラッシュメモリをお探しですか?これまでコーナーを担当していた人間が「けっこう安い。」お店に行ってしまったので、変わって私がフラッシュ案内人(?)としてフラッシュメモリのアレコレをご紹介していこうと思います。久しぶりの今回は、ちょっと変わったニーズに応えるUSBメモリをピックアップしてみましょうか。
ちょっと割高な場合もあるけど、特定のニーズにピタリとフィットするUSBメモリをご紹介。防水・防塵タイプはその代表格で、トランセンドの「JetFlash 810」は強固な耐衝撃性能も備えている |
まずはちょくちょく聞かれることのある、頑丈なUSBメモリから見ていきましょう。個人的にはUSBメモリを大事に使っている口ですが、現場作業とか外で働く方向けということでしょうか。防水(防滴)・防塵に対応するタイプの製品で、トランセンドの「JetFlash 810」に至っては、なんとMILスペックの耐衝撃性能まであるというタフなモデル。うっかり水たまりに落として、さらに靴で踏んでしまった・・・なんてデンジャラスなシチュエーションでも耐えてくれそうです。
そうした頑丈さに加えて、ロック機構も備えたモデルがセンチュリーの「Lock U」。以前からパスワードロック付きのUSBメモリはありますが、防滴・防塵・耐衝撃仕様で物理的にも強い点は魅力です。最近手頃な16GBモデルが加わったので、ずいぶん手を伸ばしやすくなりましたね。
Kingston製品には、高耐久かつ高速タイプのモデルも。センチュリーの「Lock U」は、頑丈かつパスワードロックによるセキュリティ性能も備えたタイプだ |
キャップはなくしそうだけど、端子部分はしっかり保護したい。そんな向きにオススメなのはスライド式だ。「Express NST1」のように、ノック式のタイプもその一種だろう |
続いては、根強い需要があるスライド式のタイプです。最近は頑丈そうな金属製筐体のUSBメモリも増えていますが、実は端子部分は意外に脆いもの。上記のタイプも基本的にキャップ付きになっていますよね。でもキャップはなくしちゃいそうだし・・・という時に便利なのが、キャップレスのスライド式というワケなんです。
一般的にはトップ面にスライダーを備えたモデルが多いですが、眺めてみると結構変わったタイプも存在しています。ボールペン感覚で端子を出せるノック式のSuper Talent「Express NST1」あたりは、スライド式の亜種でしょうか。東芝のバリューモデル「Trans Memory U203」はスライダーが横にあったり。好みのタイプを探してみてください。
SanDisk「Extreme Pro」のような高価な高速モデルにもスライド式は多い。スライダーの位置は個性が別れるところで、「Trans Memory U203」はサイドに搭載している |
アナログなアプローチが面白い、手書きラベルが貼れる「TransMemory TNU-C」シリーズ。何のデータを入れているか一目瞭然、企業向けにもオススメだ |
ちょっと変わり種なタイプとしては、手書きのネームラベルが貼れる東芝の「TransMemory TNU-C」シリーズが面白いですね。この時代になんてアナログな・・・と思わなくもないですが、USBメモリをいくつも持っていると、どれに何が入っているか分からなくなったりします。グループで同じメモリを使っている場合は持ち主の名前を書いてもいいですし、企業さん向けの需要もありそうですね。
そして見た目の楽しさでは、キャラクターものが一番でしょう。エアリアの「Bone Collection」シリーズは、マーベルやディズニーといった版権モノまで幅広くラインナップしています。コンパクトなフィギュアとして見れるくらい造形がしっかりしているので、使わない時はデスクに飾っておきましょう。仕事に疲れた心を癒やしてくれるハズです。
目を楽しませてくれる、キャラクターもののUSBメモリも要チェック。GB単価はまったく見合っていないが、フィギュア並の出来ばえでコレクション要素も高い |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
東映ランド: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0828/42349