2018.03.02 12:24 更新
2018.03.02 取材
Gemini Lake世代のSoCをオンボードする初のMini-ITXマザーボード「J4105-ITX」がASRock Incorporation(本社:台湾)から発売された。パソコンショップアークやツクモパソコン本店では、本日より販売がスタートしている。
Gemini Lakeは、Apollo Lakeの後継となるAtom系列コア採用の最新SoC。ラインナップは、デスクトップ向けで2コア/2スレッド「Celeron J4005」、4コア/4スレッド「Celeron J4105」。またノートPC向け2コア/2スレッド「Celeron N4000」、4コア/4スレッド「Celeron N4100」。さらに上位モデルとして新ブランド「Pentium Silver」シリーズがあり、デスクトップ向けで4コア/4スレッド「Pentium Silver J5005」、ノートPC向け4コア/4スレッド「Celeron N5000」が用意される。
オンボードされるSoCは上位モデルで4コア/4スレッドの「Celeron J4105」。TDP10Wという省電力動作のため、ファンレス駆動に対応。ちなみにノート向け「Celeron N4000/N4100」はTDP6W |
「J4105-ITX」が搭載するのは、4コア/4スレッドの「Celeron J4105」(クロック最大1.5GHz/最大2.5GHz/キャッシュ4MB/TDP10W/Intel UHD Graphics 600)。大型ヒートシンクを備えたファンレス仕様で、基板には湿度に強い高密度ガラス繊維PCBを採用。サウンド回路以外に個体コンデンサを使用するほか、電力サージからマザーボードを保護する「FULL SPIKE PROTECTION」に対応する。
拡張スロットはPCI-Express2.0(x1)×1のほか、無線LAN+Bluetoothモジュールに対応したM.2×1(Key E)を実装。メモリスロットはDDR-2400/2133MHz SO-DIMM×2を備え、最大128GBをサポート。ストレージはSoCによるSATA3.0(6Gbps)×2とASMedia ASM1061によるSATA3.0(6Gbps)×2。
中央の「Celeron J4105」には扇型のヒートシンクを装備。HDMI出力は4K解像度出力(4,096×2,160@60Hz)が可能 |
Intel UHD Graphics 600によるディスプレイ出力は、DVI-D×1、HDMI×1、D-Sub×1の3系統で3画面出力をサポート。そのほか、ギガビットLAN×1、7.1chオーディオ、USB3.1 Gen1×4(前面×2/背面×2)、USB2.0(前面×3/背面×2)を備える。
基板裏面はシンプル。なお「Pentium Silver」シリーズ搭載モデルは3月中旬発売予定とのこと |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/