2018.04.12 17:03 更新
2018.04.12 取材
低レイテンシかつ高耐久な不揮発性メモリ「3D XPoint」を採用する、Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)のM.2 SSD「Optane SSD 800P」シリーズが発売開始。容量は58GBと118GBの2モデルがラインナップされる。
一般的なNANDフラッシュに比べて、低レイテンシかつ高耐久な不揮発性メモリ「3D Xpoint」を採用するM.2 SSD「Optane SSD 800P」シリーズの発売がアキバ各店で開始された。
「3D Xpoint」を採用するM.2 SSDとしては、昨年4月に「Optane Memory」が発売されているが、こちらは容量が最大でも32GBしかなく、基本的にはストレージキャッシュとしてしか利用できなかった。一方、今回登場した「Optane SSD 800P」は、下位モデルでも58GB、上位モデルでは118GBと大幅に容量が増加。OSの起動ドライブとしても十分利用できるのが特徴だ。
インターフェイスはPCI-Express3.0(x2)、フォームファクタはM.2 2280。転送速度はシーケンシャル読込1,450MB/sec、書込640MB/sec、ランダム読込250,000 IOPS、書込140,000 IOPSで、単純な転送速度はNVMe SSDの下位モデルとほぼ同等。しかし、レイテンシは読込6.75μs未満、書込18μs未満と非常に小さく、さらにデータを上書きする際にも速度低下が少ないことから、実際の体感速度は非常に快適になるという。
今回入荷したのは、白箱のシンプルなパッケージながら国内正規代理店モデルで保証も通常通り。なお今後もこのままのパッケージが使用されるかは現時点不明とのこと(店員談) |
なお取材時点で販売を確認したのは、パソコンショップアーク、オリオスペック、テクノハウス東映、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店。販売価格は58GBモデルが税込約13,500円、118GBモデルが税込約25,500円。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/