2018.04.14 22:12 更新
2018.04.14 取材
続いて登場したのが、3月31日(土)に「PUBG JAPAN SERIES αリーグ オフライン決勝」を開催したRIZeST代表取締役の古澤 明仁氏。イベント製作会社ならではの視点から「LFS 池袋 esports Arena」の魅力を3つ挙げた。
秋葉原では「e-Sports SQUARE AKIHABARA」を運営するほか、ゲームイベントを多数手がける古澤 明仁氏 |
1つめは「立地」。都内有数のターミナル駅である池袋駅近く、若者文化の発信地でもあるため、集客に有利である事は言うまでもない。
2つめは「インフラ設備」。イベントの規模が大きくなるほど、ほとんどの会場で事前に電気工事が必要となるという。これにはコストと設営の大掛かりな作業が必要だが、「LFS 池袋 esports Arena」では100台のハイエンドPCが問題なく動作する環境が整えられている。さらにプロバイダの異なる複数の回線を用意するバックアップも重要で、万一回線のひとつが使えない場合でも、滞りなくイベントが進行できる。この点はeスポーツでは絶対条件だと語る。
ステージエリアには70インチ4面の大型スクリーンを常備。音響・照明機材も完備し“手ぶら”で会場を訪れてもイベントが実施できるほど施設やスタッフが充実している |
3つめに挙げたのが「舞台設備」だ。大会内容によりPCや機材のレイアウトが異なるため、さまざまな方向に電源や回線が設置されている事が望ましい。「LFS 池袋 esports Arena」ではこれを想定した配置が行われているため、主催者側にとって有利な施設というワケだ。
さらに運営に携わるスタッフがみな生粋のゲーマーであるという点にも触れた。訪れるゲーマーとのコミュニケーションも円滑で密接。「これが一番の魅力」とも語る。
最後にユーザーの立場として登場したのは、コミュニティリーダー代表のみずイロ氏とSyoboSuke氏。プロゲーマー代表のnazomen氏、リールベルト氏の4名だ。話題の中心は目玉施設でもある「ボックス型選手席」だ。
左から「Rascal Jester」コーチの「リールベルト氏」、「CYCLOPS athlete gaming」の監督「nazomen氏」、日本最大のコミュニティ大会「DONCUP」の実況を務める「SyoboSuke氏」、「GAMESTAR」編集長「みずイロ氏」 |
プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」の監督を務めるnazomen氏は「プレイする際の安心感」の違いを挙げた。オフラインの大会で気になるのが、観客や実況の声だが「ここならまったく気にすることなくプレイに集中できる」と言う。防音仕様の選手席専用席は「LFS 池袋 esports Arena」最大のウリとなっている。
一般プレイエリア(手前)と向かい合うように設置された「ボックス型選手席」。ガラスの向こう側は防音仕様で、中からは外部の音がまったく聞こえない |
海外のeスポーツシーンではよく目にする防音仕様の「ボックス型選手席」だが、国内で導入されたのは「LFS 池袋」が初めて。「League of Legends」のプロ選手を引退し、現在はコーチとして活躍するリールベルト氏も「これを見たら現役に復帰したくなりますね」と太鼓判を押す。
早速プレイを試すnazomen氏。「CYCLOPS athlete gaming」は大阪が拠点のチームのため「東京で行われることが多いオフライン大会に参加するための直前練習で使える」と話す |
イベントの模様をリアルタイムにネット配信するために実況解説ブースも完備している |