インペラとフレームの隙間をわずか0.5mmに削減

静圧と風量を両立したという、Noctuaブランドのフラッグシップ120mmファン「NF-A12x25」シリーズの販売がオリオスペックでスタートした。今回入荷したのはPWM制御に対応する「NF-A12x25 PWM」で、販売価格は税込3,758円。

フレームとインペラの隙間を0.5mmに抑えることで、静圧と風量を両立させた

エアフローの損失を最小限に抑えるため、フレームとインペラの隙間を従来の1/3にあたるわずか0.5mmまで削減。さらに回転時に発生する“遠心力によるインペラの膨張”を解消するため、超硬質の新素材「Sterrox LCP」を採用しているのが特徴だ。

主なスペックは回転数が450～2,000rpm、風量102.1m³/h、ノイズレベル22.6dBA、静圧2.34mmH2Oで、付属の「Low-Noise Adaptor」（L.N.A.）を使えば、それぞれ1,700rpm（最高回転数）、84.5m³/h、18.8dBA、1.65mmH2Oに抑えることができる。

また140mm口径ファン対応ラジエターに「NF-A12x25」シリーズを搭載するためのオプションファンアダプター「NA-SFMA1」（販売価格税込1,566円）の販売も開始されている。なおこれらの製品については「エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.658」に詳しいので合わせて参照いただきたい。

「NA-SFMA1」を使えば、140mmファンに対応する水冷用ラジエターに「NF-A12x25」シリーズを搭載することができる

いずれも初回分はそれなりの数が入荷しているが、発売前から非常に注目度が高く、今週いっぱい持つかは微妙なところ。ただしオリオスペックでは再入荷の予定がある他、ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.でも近日中に発売を予定しているとのこと。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/池西 樹
RASCOM Computerdistribution（Noctua）： http://www.noctua.at/