2018.06.06 03:20 更新
2018.06.05 取材
毎年「COMPUTEX TAIPEI」に合わせて、ユニークなコンセプトPCケースを披露するIn Win Development(本社:台湾)。今回は立ち昇る“気”をイメージしたという、イラストのようなデザインのアルミニウムPCケース「Z-Tower」を披露した。
In WinのコンセプトPCケース第8世代となる「Z-Tower」が「COMPUTEX TAIPEI 2018」でお披露目された。
展示台には、より“気”イメージしやすいようスモークが発生するギミックが搭載されていた |
「Winbot」や「H-Tower」など、最近はメカニカルな製品が多かったIn WinのコンセプトPCケース。しかし、今年はガラリと趣向を変え、こういったギミックを排除。立ち昇る“気”をイメージしたという、ユニークなデザインのフルタワーアルミニウムPCケースを持ち込んだ。
こちらは展示されていたアルミニウムパネルのサンプル。1つ1つが非常に重い |
絵画さながら“気”を表現するためフレームの周囲には、厚さ50mm(最厚部・実測)を超える鋳造したアルミニウムパネルを惜しげもなく使用しており、重量は単体で40kgオーバー、市場想定売価はなんと約4,300ドルという規格外のPCケース。同行した代理店スタッフが、説明を聞いたあとに「これは受発注決定だな・・・あとは発送をどうするか」とつぶやいていたのが印象的だった。
トップとボトムにある網目状のフレームで側面のアルミニウムパネルを固定している。なおアルミニウムパネルは可動式のため内部へのアクセスも容易に行えるという |
なお判明しているスペックを確認すると、ドライブベイは2.5インチシャドウベイ×2、3.5インチシャドウベイ×2、冷却ファンはトップ120mm×3(360mmラジエターにも対応)で、拡張スロットは8段。マザーボードはE-ATXまで、グラフィックスカードは奥行340mm、CPUクーラーは全高170mm、電源ユニットは奥行210mmまでサポートする。
今回展示されていたのはシルバーとブラックの2色だが、製品版でもそのままになるかは不明だ |
なおイベントで展示されていたのはシルバーとブラックの2色だが、製品版のカラー展開は不明。発売日もいまのところ未定とのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
In Win Development: https://www.in-win.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/