2018.06.07 00:24 更新
2018.06.07 取材
MSI(本社:台湾)ブースで、AMD X399チップを搭載するウルトラハイエンドマザーボード「MEG X399 CREATION」を発見。クリエイター向けに設計されたというその機能の数々を画像を中心に紹介していこう。
MSIは、AMDのHEDTプラットフォームSocket TR4向けチップセットAMD X399を搭載する、ウルトラハイエンドマザーボード「MEG X399 CREATION」を発表した。なお現時点で発売日や市場想定売価については未定とのこと。
デジタル電源回路には、ヒートパイプで連結された大型ヒートシンクを搭載 |
マルチスレッド処理や、高速なGPU演算が必要とされるクリエイター向けに設計された製品で、電源回路にはSocket TR4では間違いなく最高峰となる19フェーズにおよぶデジタル電源を搭載。さらにCPUソケットのトップと左サイドにはヒートパイプで連結された大型のヒートシンクを、補助電源コネクタは8pin×2を備えている。
CPUソケットを挟み込むように左右4本、計8本のメモリスロットを搭載 |
担当者は明言を避けたものの、これら過剰とも思えるCPU周りの装備は6月6日に正式発表された32コア/64スレッド構成の第2世代「Ryzen Threadripper」を見据えたものと考えて間違いないだろう。
バックパネルインターフェイスも非常に充実した構成。ネットワーク機能も3系統を備え、帯域幅不足することはないだろう |
現時点で判明しているスペックは、メモリスロットは4本、ネットワークがIntelチップによるデュアルギガビットLANと無線LAN機能を備え、サウンド回路には「Audio Boost」を搭載。SATAポートは8口、M.2は3スロットを標準装備する。
MSI「AERO」シリーズのグラフィックスカードと見た目瓜二つのM.2クーラーが付属する |
なおMSIでは「MEG X399 CREATION」の発売に合わせるように、M.2スロットを4枚搭載できる拡張カード「M.2 XPANDER-AERO」を準備中。こちらを使えば最大7枚のM.2 NVMe SSDを搭載できるようになるという。
ブースでは、4枚のM.2 NVMe SSDを搭載した「M.2 XPANDER-AERO」の実動デモが実施されていた |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://www.msi.com/
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