2018.06.08 03:48 更新
2018.06.08 取材
ESSENCORE(本社:香港)は、以前のショートインタビューで予告していたKLEVVブランド初のNVMe SSD「CRAS X RGB NVMe M.2 SSD」を「COMPUTEX TAIPEI 2018」で正式発表した。基板上にRGB LEDを搭載したユニークな仕様に注目だ。
「CRAS X RGB」は、KLEVVブランド初のNVMe SSD。フォームファクタは現在最も一般的なM.2 2280で、インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)に対応する。
RGB LEDはヒートスプレッダではなく、基板上に直付けされていた |
基板表面には、両サイドに半透明のシリコンバーを備えたアルミニウム製ヒートスプレッダを標準装備。さらに基板上には左右各4基、計8基のLEDが搭載され、淡く光るライティングイルミネーションを楽しむことができる。なお残念ながら発光パターンの制御には対応していないとのこと。
詳細スペックについては明らかにされていないが、今回のデモ機ではコントローラがSilicon Motion「SM2263」、NANDフラッシュはESSENCOREの3D NANDを採用。なお公開されていた「CrystalDiskMark 5.2.2」のスコアを確認すると、シーケンシャル読込は約1,750MB/sec、ランダム書込は約1,490MB/sec、ランダム読込は約285,000 IOPS、書込は約280,000 IOPSだが、製品版ではさらに高速化される予定だ。
グローバル市場向け発売は年内予定で、容量ラインナップは120GB、240GB、480GBの3モデル展開。また製品にはデータ移行に便利な「Acronis Backup Software」が提供される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ESSENCORE(KLEVVブランド): http://www.essencore.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/