2018.06.08 20:21 更新
2018.06.08 取材
CRYORIG(本社:台湾)ブースで見た「Qlick Mount System」。昨年の「COMPUTEX TAIPEI 2017」で披露されたサイドフロー型CPUクーラー「R5」に採用される、ワンタッチ搭載機構だ。
サイドフロー型CPUクーラー「R5」に搭載されてた「Qlick Mount System」(Quick Mount Systemsではない)は、良く出来た次世代リテンションだ。
CRYORIGのブース担当者によると、「R5」ではじめて導入したという新機構。CPUソケットにワンタッチでCPUクーラー本体が装着できるというもので、その仕組みはこうだ。
マザーボードソケット周辺には、あらかじめネジとプレートで台座を構築。受熱ベース部に固定した専用のメタルプレートの片方を台座に挿し込み、もう片方を押し込むようにロックする。
便利なワンタッチ機構だが、CPUにテンションを掛ける最終作業は、ヒートシンク頂上の中央部にある穴に六角レンチを挿し込み、ネジ留めする必要がある。
”完全なワンタッチ”とはいかないものの、冷却能力をきちんと引き出すには、流石にここまで。とはいえ、冷却ファンを取り外す必要がないため、工程が簡略化されている事には間違いない。今後実装されるCPUクーラーが市場に出回ることになるかもしれない。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
CRYORIG: http://www.cryorig.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/