2018.06.11 18:24 更新
2018.06.11 取材
ZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)は、順調なら年内にも発売が予定されている新作ベアボーンキット「ZBOX」シリーズや、ゲーミングPC「MEK」シリーズを披露した。
「COMPUTEX TAIPEI 2018」に合わせて、ベアボーンキットやゲーミングPCの新製品を多数持ち込んだZOTAC。順調なら年内にも発売が開始されるという新作の数々を早速紹介していこう。
Pascal世代のハイエンドグラフィックスカード「Quadro P5000」を搭載したクリエイター向けベアボーンキット「ZBOX Q SERIES W/10 GIGABIT LAN」 |
「ZBOX Q SERIES W/10 GIGABIT LAN」は、「ZBOX」シリーズでは珍しいクリエイター向けベアボーンキット。以前詳細検証を行った「ZBOX MAGNUS EN1080」と同等サイズの筐体ながら、グラフィックスカードにはPascal世代のハイエンドグラフィックスカード「Quadro P5000」を標準装備。さらに10ギガビットLANも2ポート搭載し、大規模な演算処理も難なくこなすことができるという。
小型ベアボーンキットではほとんど見かけることのない10ギガビットLANを2ポート搭載する |
その他主なスペックは、CPUがCore i7-8700T(6コア/12スレッド/定格2.40GHz/TB時4.00GHz/キャッシュ12MB/TDP35W)、メモリはDDR4-2666 SODIMM×2(32GB)で、ストレージはM.2と2.5インチSATAに対応。ワイヤレスネットワークは802.11ac無線LANとBluetooth 5.0をサポートする。
「ZBOX」シリーズでは初となるRyzen 2000Gシリーズを搭載した「ZBOX MA551」 |
「ZBOX MA551」は、「ZBOX」シリーズでは初となるRyzen 2000Gシリーズ搭載モデル。APUにはストリームプロセッサ数704基のRadeon Vega 11を内蔵したRyzen 5 2400G(4コア/8スレッド/定格3.60GHz/TB時3.90GHz/TDP65W)を採用し、省電力ながらフルHDクラスまでなら多くのゲームで十分なパフォーマンスを発揮する。
主なスペックは、メモリがDDR4-2400 SODIMM×2(32GB)で、ストレージは2.5インチSATAに対応。ネットワークはギガビットLAN×1、ワイヤレスネットワークは802.11ac無線LANとBluetooth 4.2をサポートする。発売は年内予定しているとのこと。
ハニカム筐体を採用するファンレスモデル「ZBOX CI660 nano」 |
「ZBOX CI660 nano」は、ハニカム筐体を採用する小型ファンレスベアボーンキット。CPUにはTDP25WのCore i7-8550U(4コア/8スレッド/定格1.80GHz/TB時4.00GHz/キャッシュ8MB)を搭載しており、ファンレスモデルにもかかわらず性能面でも優秀なことから、低ノイズが求められるオーディオやメディア再生用のPCにオススメとのこと。なおこちらも年内の発売に向けて調整中だ。
「MEK MINI」 |
またゲーミングデスクトップPCの新製品として、「MEK」シリーズから、Mini-ITXマザーボードを採用するコンパクトモデル「MEK MINI」と、E-ATXマザーボードを採用するハイエンドモデル「MEK ULTRA」が新登場。さらにバックパックPCの新モデルとして、第8世代Coreシリーズを採用した「VR GO 2.0」も展示されていた。
「MEK ULTRA」 |
「VR GO 2.0」 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ZOTAC International (MCO) Ltd.: http://www.zotac.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/