2018.06.11 19:32 更新
2018.06.11 取材
今年4月に開催された新製品発表会で登場が予告されていた、GAMDIAS technology(本社:台湾)初のPCケース「TALOS」シリーズの実物を発見。7月にもグローバル市場向け発売が開始されるという、強化ガラス採用のゲーミングモデルをチェックしていこう。
今年に入り、電源ユニットやオールインワン水冷システム、冷却ファンなど、PCパーツ関連製品のラインナップを拡充しているGAMDIASブランドから、初のPCケース製品「TALOS」シリーズがデビュー。強化ガラスパネルと、RGB LEDファンを標準装備するゲーマー向けミドルタワーPCケースで、ボトムカバーや垂直設置用の拡張スロットなど、イマドキのPCケースに求められるギミックはしっかりと搭載されている。
E-ATXにも対応する上位モデル「TALOS M1」。サイドには逆L字型に各2本、計4本のRGB LEDストリップを標準装備する |
E-ATXフォームファクタにも対応する上位モデル「TALOS M1」は、フロント、両サイド、トップの4面に強化ガラスを採用。冷却ファンは120mm口径のRGB LEDファンが3基付属し、側面部分にもLEDストリップを内蔵するなど、ドレスアップアイテムが充実している。
強化ガラスの両サイドパネルは利便性を考慮し、マグネット固定式のスイングドアパネル機構を採用 |
また左右の強化ガラスはマグネット固定式のスイングドアパネル機構を採用し、ケース内部へのアクセスも簡単に行える。今回展示されていたのはサンプルとあって、細部にはやや荒さがあるものの、もちろん製品版では改良されるという。
トップパネルの強化ガラスはV字型デザインにすることで、エアフローにも配慮したという | ライザーカードは別途必要になるが、グラフィックスカードの垂直配置にも対応する |
筐体素材は0.6mm厚のSECC、ドライブベイは2.5/3.5インチ兼用ベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2。グローバル市場向け発売は7月予定で、市場想定売価は約160ドル。
外寸を一回りコンパクトにした下位モデル「TALOS E1」 |
「TALOS E1」は、強化ガラスをフロントと左サイドのみに絞った下位モデル。冷却ファンは120mm口径のRGB LEDファンが2基付属し、側面部分には縦に各1本、計2本のLEDストリップを搭載する。
強化ガラスパネルはフロントと左サイドの2面のみに変更されている |
こちらも左サイドの強化ガラスはマグネット固定式のスイングドアパネルで、フォームファクタはATX。筐体素材は0.6mm厚のSECC、ドライブベイは2.5/3.5インチ兼用ベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2を備えた。グローバル市場向け発売は7月予定で、市場想定売価は99ドル。なお同行した代理店スタッフによれば、国内発売についてはいずれも現在検討中とのこと。
トップはメッシュパネルで、こちらもグラフィックスカードの垂直配置に対応する |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GAMDIAS technology: http://www.gamdias.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/