2018.06.12 19:34 更新
2018.06.12 取材
「Level 20」シリーズの影に隠れるようにひっそりと展示されていた、名もなきPCケースが今回の主役。販売計画なども現時点では未定の製品ながら、なかなかの完成度を誇るプロトタイプを画像を中心に紹介していこう。
ブースの一等地にある創立20周年記念モデル「Level 20」や、その普及価格帯モデル「Level 20」シリーズに隠れるようにひっそりと展示されていたのが、今回の主役である名もなきプロトタイプPCケースだ。
ケース内部は至ってスタンダードな設計。奇をてらうことなく組みやすさに配慮したとのこと |
「LEVEL 20」で使用したアルミニウムの質感が良かったことから企画された製品で、フロント、トップ、リア、ボトムの4面には3mm厚のアルミニウムパネルを採用するのが特徴。また両サイドには180°まで開くことができるスイングドア方式の強化ガラスパネルを備え、組みやすさに配慮した設計はいかにもThermaltakeらしい作りだ。
左右の強化ガラスはいずれもスイングドア方式のためケース内部に簡単にアクセスすることができる |
フォームファクタはE-ATX、拡張スロットは8+2段で、グラフィックスカードの垂直配置に対応。また電源ユニットやドライブベイを覆うボトムシュラウドなど、内部構造に関してはThermaltakeのオーソドックスなモデルを踏襲している。
トップとフロントのサイドはメッシュパネルのため、エアフローも良好とのこと | 強化ガラスの固定はハンドスクリューだが、見た目の印象があまり良くないことから変更する予定とのこと |
なお現時点で製品化の時期や価格などは一切未定。また外観デザインや内部構造についても製品版では大幅に変更される可能性があるとのこと。来年の「COMPUTEX TAIPEI」ではより完成に近づいた姿を見ることができるかもしれない。
Thermaltake製PCケースの中でもハイエンドモデルに位置づけられる製品ということで、今後も時間を掛けてしっかりと完成度が高められていくことだろう |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Thermaltake Technology: http://jp.thermaltake.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/