誰かが来たらリストバンドが振動、VR中の“現実の脅威”を警告

誰かが特定の場所に近寄った際に警告してくれる、SACの「パーソナルセキュリティシステム」が発売

簡易のセキュリティ環境を手軽に構築できる、「パーソナルセキュリティシステム」を謳う製品。赤外線の人感センサーとリストバンド型のレシーバーで構成され、周囲への人の接近を警告してくれる。

センサーとレシーバーは、920.9MHzの周波数を使った無線通信（技適取得済み）で接続。センサーの周囲最大2mに人が接近すると、レシーバーが振動して知らせてくれる仕組みだ。

赤外線（PIR）感知の人感センサーと、リストバンド型レシーバーがセットに。センサーが周囲に人の接近を感知すると、レシーバーが強烈に振動して知らせてくれる

VRゲームやVR動画に没頭している際の無防備な状態に効果的。見られたくないプレイ（視聴）スタイルを晒すといった、致命的な状況を回避できる

窓際や貴重品の周囲にセンサーを設置して防犯用途に利用できるのはもちろん、メーカーが特に注目しているのが「VRがもつ危険性」。VRは没入性が高く視覚や聴覚が遮られるため、周囲に人が近寄っても気が付きにくい。そこでこのセットを使うことで予期せぬ他人の接近を警告、プレイ風景を晒す心配も回避できるというワケだ。

センサーの感知範囲は水平90°/垂直70°で範囲は最大2m、単3電池×4でスタンバイは最大45日とされる。リストバンド型のレシーバーは、フリーサイズで腕周り152～225mmに対応、約150分間の充電で約10時間の連続動作が可能。センサーとレシーバー間の距離は最大20mまで、いずれも生活防水に対応している。

初回生産モデルには、センサー作動中を警告するセキュリティーシールも同梱されている

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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製品情報（SAC）： http://www.sac-corp.jp/product/contents/vrsensor/vrsensor.html