2018.07.23 09:00 更新
2018.07.23 取材
福岡の中心地である天神から西鉄線で15分。西鉄二日市駅に2018年6月10日にオープンした、eSports特化型ゲーミングネットカフェ「SG.LAN」。最大の特徴は「Sengoku Gaming Extasy」のプロ選手がスタッフとして常駐している点だ。プロ選手だからこそ、ただゲームをやるだけではなく、自覚を持った発言ができるようになること。さらに他のプロスポーツ選手と同様、ファンとの交流を大切にしてほしいという岩元氏の考えによるものだ。
「SG.LAN」にはシフト制で「Sengoku Gaming Extasy」のプロ選手が常にスタッフとして働いている |
法律上の問題から、プロゲーマーとして指導することはできないが、スタッフという立場であればゲーム操作などのアドバイスが可能。比較的空いている時間帯には選手たちがゲームをプレイしていることもあり、キーボードの入力方法やマウスの動かし方など、普段なかなかお目にかかれない実際の操作を間近で見ることもできる。開店してから僅か約1ヶ月程度だが、すでに各プロ選手には固定ファンもついており、あらかじめシフトを確認してから来店する人もいるそうだ。
西鉄二日市駅の駅前ロータリを直進して、右に曲がるとすぐに「SG.LAN」のあるビルが見える。駅を降りてからゆっくり歩いても3分程度の距離だ |
あえて二日市駅に出店した理由は、天神や博多などの中心エリアではビジネスマンが中心の街であり、平日の集客が見込めないことを挙げた。実際「PC房」(PCバン)と呼ばれるゲーミングネットカフェが盛んな韓国では、学校帰りの学生や近所の子どもたちが集まってワイワイ騒ぐスペースとして活用されており、日本経済大学をはじめ4つの学校が集まるこの場所は都合が良かったというわけだ。さらに最近では福岡工業大学、福岡大学、九州大学、九州産業大学の各ゲーミングサークルの活動場所としても使われており、地域ゲーマーの新たなスポットとして認知されている。
店内には40台のゲーミングPCと配信専用のPCが設置。なお今後の稼働状況によっては台数を増やす可能性があるとのこと。 |