2018.08.02 11:18 更新
2018.08.02 取材
特殊なカメラギミックによりノッチなしの全画面ディスプレイを実現した、中国OPPOの最新スマートフォン「Find X」がアキバ店頭に登場。イオシス アキバ中央通店にて、店頭価格税込112,800円で販売が始まっている。
画面占有率93.8%に達する、ノッチなしの全画面ディスプレイを実現した「Find X」。それを可能にした、珍しいギミックが最大のトピックだ |
ディスプレイ面積を拡大するためにiPhone X以来トレンドとなっている、ノッチ(切り欠き)を設けたデザインに一石を投じる最新スマートフォン。同様のコンセプトをもつ端末としては“潜望鏡ギミック”を採用した「Vivo NEX」も発売されているが、OPPOの「Find X」はまた違うアプローチでの解決を狙った。
ディスプレイは、画面占有率93.8%を誇るエッジ仕様の「Panoramic Arc Screen」。画面上部のノッチがない“真の全画面ディスプレイ”だが、それを実現しているのは「Stealth 3D Cameras」というカメラギミックだ。
前後カメラは一体型ユニットとして内部に格納されており、カメラ使用時にせり上がってくる仕組み。本来ディスプレイ上にノッチとして残る部分を、ギミックとして分離させたというワケだ |
その正体は、前後カメラを筐体内に格納したスライド式の隠しギミック。カメラアプリが起動すると、モーターでカメラユニットがせり上がる仕様になっている。この機構は30万回以上の可動に耐える耐久性を備えており、可動ユニット内に2,000万画素+1,600万画素のデュアルカメラ、2,500万画素のインカメラがそれぞれ内蔵されている。
なお、フロント側は「AI-enhanced 3D Camera」と呼称する分析技術「3D Structured Light Technology」に対応。人間の顔を立体的に分析することで、「指紋認証の20倍安全」と謳うセキュアな顔認証を実現している。
スナドラ845や8GBメモリなど、スペックとしてもAndroid最高レベル。カラーはGlacier BlueとBordeaux Redの2色が入荷している |
基本スペックは、ディスプレイがアスペクト比19.5:9の6.4インチ有機EL(2,340×1,080ドット)、プロセッサはSnapdragon 845(2.8GHz)、メモリ8GB、ストレージ128GBという構成。OSはAndroidベースの独自UI ColorOS 5.0がプリインストールされている。
nanoSIM×2のデュアルSIM仕様で、ネットワークはLTEバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/29/32/34/38/39/40/41などに対応。ただし通信機能についてはショップ保証対象外で、「中華スマホ特有の難しさが理解できる中上級者向け」(ショップ)の端末だ。
両端がエッジ仕様になっているため、より一層画面の広さが際立つデザイン。コネクタはType-Cで、その横にデュアルSIMスロットを搭載している |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
製品情報(OPPO): https://www.oppo.com/en/smartphone-find_x/
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/