2018.08.20 10:58 更新
2018.08.20 取材
ゲーム機のコントローラーを別のゲーム機やアーケード基板、PCに接続できる「ゲームパッドデコーダー YxBA」が家電のケンちゃんで販売中だ。店頭価格は税込3,800円。
ゲーム機のコントローラーを様々な対象に接続できる、サークル「COSAEL」による同人ハード。本来はアーケード基板用だが、アダプタを自作すれば可能性がさらに広がる |
異なるゲーム機のコントローラーと本体を接続可能にする、工作キットの「ゲームパッドデコーダー YxBA」が店頭販売中。初代PlayStationやファミコン、セガサターンといった家庭用ゲーム機の信号を取り出して再利用するためのキットで、ハンダ付けなどの作業により組み立てる。
本来はJAMMA規格のアーケード基板や電子工作品に使うためのアイテムながら、アダプタを自作することで家庭用ゲーム機やPCでも使用可能。コントローラー・ゲームパッドは、ファミコン、スーパーファミコン、初代PlayStation、セガサターン、PCエンジン、MSX、サイバースティック、FM TOWNSなどが対応するという。
なお、ファミコンのコントローラーのみ直接接続が可能で、それ以外はコネクタまたはケーブルの加工が必要となる。
コントローラーの信号を取り出して再利用、他のゲーム機やアーケード基板、レトロPCなどに接続可能。連射などのモード指定に対応、遅延もほぼ気にならないレベルという |
コントローラーのボタンは、上下左右、ボタン1~ボタン6、SELECT(COIN)、START(1P)の合計12ボタンを識別できる。方向ボタンは上下・左右の反転入力など、さらにその他ボタンの入れ替え指定にも対応。各ボタンごとに連射とモーメンタリ(押しっぱなし)の指定もサポートしている。理論上の入力遅延は「10m秒以下」(マニュアル)という。
電源は出力側コネクタからの5V給電で、動作状態は2個のフルカラーLEDで把握できる。なお、ショップによれば「表面実装パーツも細かいものではないため、ハンダ付け初心者でも作れる」とのこと。
完成イメージはこちら。ハンダ付けの難易度はそれほど高くないようだ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926