2018.08.20 12:15 更新
2018.08.20 取材
有線LAN接続に対応した赤外線学習リモコンの工作キット「ぶらこん」が発売。家電のケンちゃんにて、税込2,880円で販売されている。
有線LANで接続する、サークル「COSAEL」が手がける学習リモコンの工作キット。入荷数は少量のため、興味のある人は店頭への事前確認が吉 |
家電用赤外線リモコンの信号を学習、PCなどのブラウザから家電を制御可能にする学習リモコンキット。VPN環境を構築すれば、ネットワーク経由で遠隔地から家電をコントロールできる。ユーザーによる組み立てが必要な工作キットで、ハンダ付けなどの作業により完成する。
リモコンのコマンドはhttpのGETメソッドで発行、Linuxのwgetやcurlコマンドによる信号の発行にも対応している。学習したリモコン情報は外付けのEEPROMに保存され、一般的な家電信号は約50件ほどが登録可能。なお、エアコンなど長めの信号を使う家電の場合は約20件ほど、EEPROMを換装すれば最大4倍のデータを保存できるという。
また、最大16文字までのパスワード設定にも対応する。ただし通信メソッドはパスワード含め平文のため、セキュリティ面では注意が必要だ。
有線LAN接続またはVPN経由の遠隔操作、さらにキット本体の操作でも家電を制御可能。リモコン情報は、標準仕様では最大50件ほどが保存できる |
本体には温度センサーと照度センサーを実装可能。温度や明るさを数値情報として取得、照明やヒーターなどが起動したかどうかの目安に利用できる。
また、キットにはLANケーブルとDC端子が一体化した二股ケーブルが付属。自称「なんちゃってPoE機能」により、ケーブル1本で通信と給電が可能となっている。
工作については、細かい表面実装パーツがないため「初心者でも問題なく組み立て可能」(ショップ)とのこと。電源は、付属ケーブル1本で給電する「なんちゃってPoE」に対応している |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926