2018.08.23 00:00 更新
2018.08.23 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。第1回は、メカニカルスイッチを使ったレトロでキュートな電卓「Lofree Digit Calculator」を見ていきましょう。
レトロな雰囲気とメカニカルな打鍵感が楽しめる「Lofree Digit Calculator」。普段電卓を使う習慣がなくても、つい欲しくなりそう |
Kickstarterにて先週からプロジェクトが始まっている「Lofree Digit Calculator」。その魅力はメカニカルスイッチの打鍵感と、タイプライターを思わせるレトロでキュートなデザインにあります。なんとプロジェクト開始からほんの1時間で目標金額を達成、10月にも出荷が開始される見込みとなりました。
この電卓を手がけるのは、昨年にIndiegogoでタイプライター風のBluetoothキーボード「lofree」で一躍話題になったLofree。なるほどそのコンセプトは健在で、ぜひとも並べて使ってみたくなるデザインに見えます。
昨年話題になった「lofree」に新しいファミリーが誕生。カラーはブルーとレッド、ホワイトの3色 |
「lofree」同様にタイプライターにインスピレーションを受けたという丸型キャップを装着、キースイッチにはGateron青軸が使われています。いわゆるCherry MX互換のスイッチで、Cherry MX青軸のように軽快な打鍵感と特有のクリック音が楽しめる“Clicky”タイプです。
数字を表示するディスプレイは見やすい6°の傾斜付き。本体は手のひらをはみ出すサイズと大きめな設計ですが、そのおかげで(あるいは狙い通りか)指を狭めずゆったり入力できるという特徴があります。
なお、電源は単4電池×1で約500時間動作。オートスリープモードも搭載しています。
キースイッチはCherry互換軸のGateron青軸。Gateronはクリアタイプのハウジングを使っているのですが、バックライトは非搭載です |
Kickstarterにおけるキャンペーンは2018年9月14日22:01(日本時間/UTC+09:00)まで、支援は229香港ドル(約3,200円)から。カラーは今のところ3色ですが、ひょっとしたら今後「lofree」のようなバリエーションが出るのかもしれません。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/