2018.09.12 22:39 更新
2018.09.12 取材
ZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)は2018年9月12日、都内にて日本法人「株式会社ゾタック日本」の設立を発表した。国内市場に新しいアプローチで挑む“ゾタック”の戦略、そしてもうすぐ登場する注目のハードウェアをチェックしておこう。
ハイオーバークロック仕様のグラフィックスやハイエンド志向のミニPC「ZBOX」でお馴染みのZOTAC。この度、新たに日本法人の立ち上げが正式に発表された |
ZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)といえば、グラフィックスカードの有力メーカーとして、日本でもすっかりお馴染みの存在だ。2006年に巨大OEMメーカーであるPC Partnerの傘下で創業、日本市場への進出も約10年前に遡る。
現在ZOTACは全世界70ヶ国以上で製品を販売しており、日本市場でも長く国内代理店を通しての製品展開を行ったきた。それが今回、「世界でも最も重要な市場のひとつ」と位置づける日本市場への関与を強めるため、日本法人の「株式会社ゾタック日本」を設立。これまで流通してこなかった、新しいカテゴリのハードウェアの取り扱いも期待される。
海外の現地法人としては4ヶ国となる「ゾタック日本」。ちなみにZOTACというブランド名は、「ZONE」と「TACT」というワードを組み合わせて作られたとか |
冒頭に登壇して挨拶するZOTAC本社のPresident Tony Wong氏 | ZOTACのGlobal Marketing Directorを務めるChinny Chuang氏。ZOTACの成り立ちや国際的な取り組みを説明した |
株式会社ゾタック日本の取締役営業部長 関智之氏。「ゲーマーからエンタープライズ用途まで、様々な領域において必要な“道具”を提供することがミッション」と語る |
世界で多くの「ZOTAC CUP」を開催した実績をもとに、日本国内でもeスポーツへの取り組みや連携を強化。サイネージやエッジコンピューティング向けなど、エンタープライズ向け製品にも注力していくという |
ゲストとして登壇した、VRの第一人者にして元・江戸古典奇術師という異色の経歴をもつ株式会社ハシラスの安藤晃弘氏。「施設型VRを変革させるバックパックPC」と題した講演を行った | 立命館大学教授の西尾信彦氏は、狩猟や農耕、工業、情報社会に続く「社会5.0(Society 5.0)」への変遷や、それをもたらす「産業革命4.0」について語った |