2018.09.21 00:10 更新
2018.09.21 取材
クラウドファンディングサイトKickstarterの公募により製品化された、clockworkのモジュラー式ポータブルゲームコンソール「GameShell」を、株式会社リベルテ(本社:大阪府大阪市)のブースで発見。10月中の国内発売に向け準備を進めているという、注目のアイテムをチェックしていこう。
「GameShell」は、Kickstarterでの公募から1日かからずに5万ドルの目標額を達成したというゲームボーイ風デザインのポータブルゲームコンソール。
自作する楽しみも味わえるポータブルゲームコンソール「GameShell」 |
製品は、バラバラのパーツとして提供され、ユーザーはプラモデルのようにメインボード、液晶ディスプレイ、バッテリー、キーパッド、スピーカーの5つのモジュールを個別に組み立て。最後にそれらを接続して、ケースに収納すればポータブルゲームコンソールとして使えるようになるというもの。
メイン基板にはCortex A7が実装され、LinuxベースのOSを動作させることができる |
ちなみにマニュアルは英語表記ながら、手順はシンプル。必要な工具もケースやボタンなどのプラスチック製パーツをライナーから切り離すニッパーのみで、担当者によれば慣れた人なら20分弱、不慣れな人でも1時間もあれば組み立てが完了できるとのこと。
組み立てた5つのモジュールを接続したあと、ケースに収納すれば作業は完了だ |
また付属のmicroSDカードにはあらかじめLinuxベースのOSやオープンソースゲームなどが収録されており、組み立て完了後すぐに使うことができる。さらにC言語やPython、Lua、LISPなどのプログラミング言語に対応しており、ユーザーが機能を自由にカスタマイズできるのも面白い。
液晶サイズは2.7インチ、CPUはCortex A7(クアッドコア/1.2GHz)、GPUはMali400MP2で、メモリは512MB。ネットワークはIEEE 802.11b/g/n無線LANとBluetooth 4.0に対応する。なお株式会社リベルテでは、10月中の国内発売を予定しており、フロントカバーのカラーはホワイト、イエロー、レッドの3色がラインナップされている。
付属のmicroSDカードにはあらかじめOSとオープンソースのゲームが収録されている | フロントカバーはホワイト、イエロー、レッドの3色がラインナップ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
clockwork: https://www.clockworkpi.com/
株式会社リベルテ: http://www.riberute.co.jp/
東京ゲームショウ2018: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/