2018.09.21 18:00 更新
2018.09.21 取材
来週発売予定のNVIDIA GeForce RTX 2080 Tiと、AMD Ryzen Threadripper 2990WXを搭載した最強ゲーミングPCを持ち込んだMicro-Star International(MSI/本社:台湾)。ブースではPUBGの試遊も可能で、現行最高峰のパフォーマンスをいち早く体験することができる。
MSIブースでは、9月27日に発売が延期されたNVIDIAの最新GPU GeForce RTX 2080 Tiと、コンシューマ向け最高峰となる32コア/64スレッドのRyzen Threadripper 2990WXを組み合わせた最強ゲーミングPCを展示中。
搭載するグラフィックカードは90mm×1、100mm×2の3基の「トルクスファン3.0」を実装したオリジナルクーラー「Tri-Frozr」を採用する「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」。
「Tri-Frozr」を搭載するGeForce RTX 2080 Tiグラフィックカード「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」 |
これまで通り、低負荷時にはファンの回転を停止する「Zero Frozr」や、マザーボードや周辺機器との連動も可能な「Mystic Light」対応のイルミネーション機能、コアクロックだけでなく電圧やファン回転数など細かなチューニングができる専用ユーティリティ「Afterburner」等に対応する。
SLI用の「GeForce RTX NVLink ブリッジ」を接続するため、クーラーカバーの一部は取り外しができる |
動作クロックについては後日正式発表予定で、補助電源コネクタは8pin×2、6pin×1の計3口を搭載。なお本体サイズは327×140×55.6mm、重量1,870gの超大型モデルのため、購入する際はケースのクリアランスを確認するとともに、サポーターの導入を検討したほうが良さそうだ。
コンシューマ向け最高峰のPCを体験できるとあって、来場者がほとんど途切れることなく試遊をしていた |
組み合わされているマザーボードは先日詳細レビューをお届けした「MEG X399 CREATION」。19フェーズにおよぶ堅牢な電源回路など、第2世代Ryzen Threadripperに最適化された製品だけに、ひっきりなしに試遊が続く過酷な環境にもかかわらず常に安定動作していたのが印象的だった。
ゲーマーの中にはフラットモデルを望む声も多いことから製品化されたという「Oculux NXG251R」。垂直同期技術はNVIDIA G-Syncに対応する |
またゲーミング液晶ディスプレイの新モデルとして24.5インチフルHDの「Oculux NXG251R」と、27インチフルHDの「Optix MAG271CR」を披露。
「Oculux NXG251R」は、MSI初のフラットモデル。リフレッシュレートは240Hz、応答速度1msで、垂直同期技術はNVIDIA G-Syncに対応。入力インターフェイスはHDMI×1とDisplayPort×1で、「Mystic Light」準拠のLEDイルミネーションを備える。発売は2018年末から2019年初頭頃の予定だ。
Optix MAG271CR |
「Optix MAG271CR」は、リフレッシュレート144Hz、応答速度1msに対応する曲面モデル。垂直同期技術はAMD FreeSyncに対応し、コントラスト比は3,000:1、輝度300cd/㎡、入力インターフェイスはHDMI1.4×2とDisplayPort1.2×1を備える。発売は10月頃予定。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
MSI: https://jp.msi.com/
東京ゲームショウ2018: http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/