2018.10.09 01:01 更新
2018.10.09 取材
今回新たに投入された「EDGE」シリーズのマザーボード。ミドルセグメント「MPG」の中核で、全モデルに無線LANを搭載するなどコストパフォーマンスに優れ、人気製品になる可能性を秘めている |
ミドルレンジクラスのGAMINGセグメントが「MPG」で、中でも注目はメインストリーム向けにリリースされる「EDGE」シリーズだ。MSIが「完璧なバランス」と謳う中堅シリーズにして、ATXモデルの「MPG Z390 GAMING EDGE AC」とMicroATXモデル「MPG Z390M GAMING EDGE AC」、Mini-ITXモデル「MPG Z390I GAMING EDGE AC」と、主要フォームファクタすべてに展開する。
手頃な価格帯でのリリースが予定されており、外観は一見するとシンプル。ただしいずれもIntelギガビットLANとIntel Wireless-ACを標準装備、Mini-ITXモデルを除く2モデルはSLI対応かつRGBライティング「Mystic Light」も搭載している。
「EDGE」シリーズのATXモデル「MPG Z390 GAMING EDGE AC」。合計7フェーズの電源回路を備え、装甲仕様の拡張スロットはSLIに対応。オーディオはハイレゾ対応かつ左右分離チャンネル仕様の「Audio Boost 4」を搭載する |
「MPG」セグメントでは最もリーズナブルなATXマザー「MPG Z390 GAMING PLUS」。SLI非対応かつRGB機能も搭載していないが、IntelギガビットLANを採用するなど基本性能は十分。なお、このモデルのみ配線の取り回しを考慮したスリム設計が採用されている |
「MPG」セグメントのトリは、クラス最上位の「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」だ。主要拡張スロットとメモリスロットはともに装甲仕様で、M.2ヒートシンクも標準装備。IntelギガビットLANを搭載(無線LANは非搭載)、電源ヒートシンク上に大きめのRGB LEDを実装している点も注目だ |
SLIには対応しないものの、その他の機能が充実した「MAG」セグメントの「MAG Z390 TOMAHAWK」。装甲仕様の拡張スロットや音響コンデンサ採用のオーディオ、M.2ヒートシンクを備えている |
カジュアルゲーマ向けセグメントの「MAG」は、ATXモデルの「MAG Z390 TOMAHAWK」とMicroATXモデル「MAG Z390M MORTAR」をラインナップ。ミリタリー風の硬派なデザインが特徴で、下位グレードの製品ながら大型の「拡張ヒートシンク」や組み込み済みI/Oシールドを備えるなど、装備や機能が充実している。
いずれもネットワークはIntelギガビットLAN(「TOMAHAWK」はデュアル)、オーディオは「Audio Boost」を搭載。RGBライティング「Mystic Light」に対応するほか、一部スロットに「PCIe Steel Armor」を採用、「TOMAHAWK」はM.2ヒートシンクの「M.2 SHIELD FROZR」も備えている。
ビッグサイズの「拡張ヒートシンク」と一体型I/Oパネルを備える。ATX版「TOMAHAWK」はデュアルギガビットLANを搭載、MicroATXモデル「MORTAR」もラインナップしている |
会場には展示されていなかった、ビジネス向け「PRO」シリーズのATXマザーボード「Z390-A PRO」。ライティング機能などはないものの、装甲スロットやIntelギガビットLAN、「Audio Boost」搭載と、ツボを押さえた構成になっている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.: http://www.msi.com/