2018.10.09 01:01 更新
2018.10.09 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2018年10月某日、販売が解禁されたIntel Z390チップセット搭載マザーボードについて、メディア向け内覧会を実施した。間もなく登場予定のIntel Core 9000シリーズに対応する最新製品をチェックしていこう。
10月9日(火)1:00より一斉に販売が解禁されたIntel Z390チップセット搭載マザーボード。解禁に先立ち実施されたメディア向け内覧会では、計10モデルが披露された。
製品構成は「ROG MAXIMUS」を筆頭に「ROG STRIX」「TUF GAMING」「PRIME」がラインナップ。基本的にはIntel Z370チップ世代からのスライドだが、新たに「ROG MAXIMUS」シリーズの最上位モデル「ROG MAXIMUS XI EXTREME」が加わったほか、Micro ATXフォームファクタの2製品が追加されている。
発売日は「ROG MAXIMUS XI HERO(WI-FI AC)」以下6モデルが10月9日、それ以外の4モデルについては10月下旬以降の予定。また、既存のZ370チップセット世代は近日発売予定の「PRIME Z370M-PLUS II」を除き、全て生産終了。下位のチップセット(H370/H310/B360)については継続される。
オーバークロッカーおよびゲーマー向けに特化した「ROG MAXIMUS」シリーズは、E-ATXフォームファクタの最上位モデル「ROG MAXIMUS XI EXTREME」(市場想定売価税抜55,800円)を筆頭に、ATX「ROG MAXIMUS XI FORMULA」(市場想定売価税抜53,800円)、ATX「ROG MAXIMUS XI CODE」(市場想定売価税抜46,800円)、ATX「ROG MAXIMUS XI HERO(WI-FI AC)」(市場想定売価税抜38,800円)が用意される。
「ROG DIMM.2カード」専用スロットを備える「ROG MAXIMUS XI EXTREME」(市場想定売価税抜55,800円) |
EK Water Blocks製ウォーターブロックを備えるなどDIY水冷向けの「ROG MAXIMUS XI FORMULA」(市場想定売価税抜53,800円) |
新機能として、PCケース前面のOLEDに情報を表示させたり、電源ファンの制御が可能になる新コネクタ「ASUS NODE」をMini-ITXモデルを除く全モデルに搭載。現在、PCケースや電源ユニットなどパートナー各社の協力のもと対応製品の開発が進められている。
基板上の「ASUS NODE」コネクタ。「ROG」シリーズは、Mini-ITXモデルを除く全製品に搭載される |
また、上位モデルには、バックパネルI/Oカバーや基板上に、動作クロックや温度などシステム情報、カスタムロゴを表示する「LiveDash OLED」を用意。
「LiveDash OLED」をサポートするのは「ROG MAXIMUS XI EXTREME」と「ROG MAXIMUS XI FORMULA」の2モデル |
「ROG MAXIMUS XI EXTREME」限定で、メモリスロットを流用した独自スロットに搭載する専用拡張カード「ROG DIMM.2カード」が付属。旧モデルで採用されていた基板剥き出しの「DIMM.2」とは異なり、アルミニウム製ヒートシンクを装備。冷却性能が向上され、表裏1枚ずつ計2枚のM.2 SSDが実装できる。
ズシリと重いヒートシンクを装備し、DDR4メモリのような外観になった「ROG DIMM.2カード」。M.2 SSDの発熱問題を改善する |
ミドルレンジモデル「ROG MAXIMUS XI CODE」(市場想定売価税抜46,800円) | エントリーモデル「ROG MAXIMUS XI HERO(WI-FI AC)」(市場想定売価税抜38,800円) |