かれこれ1年ほど前のこと、COUGARのオープンフレームPCケース「CONQUER」を購入しました。ところが、電源ユニットのケーブルが届かなかったり、各種パーツが搭載しにくいなど、とにかく組みにくい。見た目はすごくカッコイイので、今だにお客様から質問を受けますが、正直に「組みにくいですよ」とお伝えしています。

2017年8月に発売されたアルミ削り出しのメインフレームと強化ガラスパネルを採用するCOUGAR「CONQUER」

そこで目を付けたのが、今年7月に発売されたRAIDMAXのオープンフレームPCケース「X08」。今度は失敗しないよう、サンプルをじっくり観察、納得の上こちらも購入しました。

I/OポートはUSB3.0×2、HDオーディオ端子×2（In/Out）	冷却ファンはトップ120mm×3（360mmラジエターまで対応）が搭載可能

見た目こそ、いかにもSF風デザインの「CONQUER」を彷彿とさせますが、構造はいたってシンプル。電源ユニットはボトム配置で、マザーボードやグラフィックスカードも余裕を持って搭載できました。強化ガラスとアルミフレームで構成される外観は非常に特徴的ですが、内部は広々としておりすごく組み易かったです。

シャシー素材はアルミニウム合金製。両サイドパネルには4mm厚の強化ガラスを採用する

価格も「CONQUER」よりお手頃な税抜27,980円。DIY水冷向けやRGB LED採用パーツをたくさん搭載するなど、使い方もいろいろ。ご覧の通りスカスカな状態ですが、その分エアフローは良好。ホコリ対策は少々手間ですが、定期的にエアダスターを吹き付けておけば問題ありません。ちょっと尖がったPCケースを探しているなら有力候補です。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
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