2018.10.25 12:00 更新
2018.10.25 取材
パーツ通り沿いにある「杉元ビル」(住所:東京都千代田区外神田3-15-2)で毎週末開催されていたガレージセールが最期を迎える。10月末の閉鎖が告知されており、11月1日(木)からは解体工事が始まる。
JR秋葉原駅方面から通称パーツ通りをパソコンショップアーク方面へ。「牛丼専門 サンボ」を通り過ぎ、ほどなく右手に見えてくるのが「杉元ビル」だ。週末ともなれば、1階の駐車場スペースを使ったガレージセールが開かれることで知られる。古き良き秋葉原の面影を残すジャンクの聖地が、解体のため今週末で営業を終える。
掘り出し物を求め多くの客が足を止める週末恒例のガレージセール |
いたる所で建て替え工事が進む秋葉原。「杉元ビル」に貼り出された告知によると、11月1日(木)からビルの解体工事がスタート。工期は2019年1月21日(月)までとされている。
古い佇まいの「杉元ビル」。時代の波には逆らえず、解体される事が決まった |
アキバに通う自作派にとって、名所とも言える存在だった「杉元ビル」のガレージセール。怪しげに陳列される製品たちは全てジャンク品ながら、ノートPCやプリンター、デジカメ、カメラレンズ、スマートファン、タブレット、さらに衣類やおもちゃ、ペット関連まで。”なんでもアリ”がコンセプトのユニークなガレージセールは多くの買い物客を楽しませてくれた。
店員とのよもやま話や、値下げ交渉も今や珍しい光景 |
価格はもちろん激安。まるで宝探しのようなジャンク品漁りは目利き力が試される。もちろん「コレ動きますか?」などという野暮な質問はご法度だ |
ガレージセールも今週末が見納め。パーツ通りからまた古き良き秋葉原がなくなる |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi