2018.11.19 21:29 更新
2018.11.19 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2018年11月16日(金)、都内にて「Intel Xeon Eシリーズプロセッサ対応ASUSサーバー新製品内覧会」を実施。会場ではASUSが取り扱うサーバー/ワークステーション向けマザーボードの展示が行われた。
先週末行われたASUS主催のメディア向け内覧会は、サーバー/ワークステーション向け製品を多数展示。普段コンシューマ向け市場ではお目にかかれない、貴重なマザーボード達が一堂に会した。そして、今回の内覧会を実現させたのは、Intel Xeon Eシリーズプロセッサだ。
冒頭、インテルのデータセンター戦略への取り組みと、Xeon Eシリーズについてのセッションがスタート。エントリーワークステーション向けでXeon E3-1200v6シリーズの後継にあたるXeon E-2100シリーズは、前世代に比べ1.39倍の性能向上を実現する。
コア数が4コア/8スレッドから6コア/12スレッドに増え、対応メモリクロックも2,400MHzから2,666MHzへと向上。これにより、コンピュート性能は最大36%、財務アプリケーションや3Dモデリングアプリケーションは最大45%ものパフォーマンスがアップしているという。
データセンター戦略と取り組みについて解説した、インテル株式会社 データセンター・グループ・セールス ディレクターの福原 由紀氏 | 新型Xeonシリーズについて解説した、インテル株式会社 技術本部プラットフォーム・アプリケーション・エンジニアの渡邉 恭助氏 |
なお製造プロセスは14nm、プラットフォームはLGA1151で、ソケットはシングルプロセッサのみ。Intel Hyper-Threading TechnologyやTurbo Boost Technology 2.0、Advanced Vector Extensionsなどの機能をサポートするほか、Intel UHD Graphics P630によるグラフィックス機能も内蔵するため、汎用性が高い。
会場には今回の主役である、ASUSブランドのXeon E-2100シリーズ対応マザーボードが多数登場。展示されたのは、Xeon E-2100シリーズおよび第8世代Coreシリーズに対応する、Intel C242/246チップを搭載したサーバー/ワークステーション向け製品だ。ここからは出展されたサーバー/ワークステーション向けマザーボード製品をモデル別にご紹介しよう。
サーバープラットフォーム製品の紹介を担当したASUS JAPAN株式会社インダストリアルプロダクト部 シニアプロダクトマネージャーの王 慶涛氏 |
なお、いずれも総合ITマネジメントソリューション「ASUS Control Center(ACC)」に対応。システム温度、冷却ファン、電源ユニットといったハードウェア状況のモニタをはじめ、リモートデスクトップ、電源制御、USBの使用制限、ソフトウェアの一斉配布やアップデートができる。
導入コストを抑えつつネットワーク管理者の業務負担を軽減する「ASUS Control Center(ACC)」。200台までの端末に対応する |