2018.12.18 00:00 更新
2018.12.17 取材
かつてはまったく関係のないお店でも扱っていたものの、すっかりご無沙汰になっているガイガーカウンター。ところが計測器のお店である東映無線ラジオデパート店では、今でも普通に売られていたりする。しかもある程度コンスタントに売れ続けているとか。
あの震災と事故があった後は、アキバ中のお店で扱っていましたよね。さすがに今でも店頭に並べているお店は少ないと思いますが、ウチでは通常商材として在庫アリ。しかもある程度の数が、思い出した頃にちょいちょい売れていったりします。その中で個人的なオススメは、日本電波工業の空間線量計「RDS20A」。しっかりした精度で価格は控えめ、入門(?)にはピッタリじゃないでしょうか。
流行当時は簡易のタイプが多く出回りましたが、コレはコンパクトながらGM管(ガイガー=ミュラー計数管)を使った精度の高い計測がウリです。リアルタイムの計測はもちろん、累計線量データのメモリ保管機能もあって、PCやAndroidスマホでチェックできるソフトも用意されています。空間線量率と積算線量はワンタッチで切り替え、使い方はシンプルそのものですね。電池駆動(単4電池×2)なので、どこでも使えますよ。
もっとも一番の問題は、どこで何のために使うかですね(笑)。公園のような公共の場所だったり、新築のタイミングでは、ちゃんと役所の方で調べてくれているので、個人の出る幕はほとんどなし。実際に買っていくのは普通の人ばかりなので、いわば趣味で使っているということのようです。自分の手で安全を確かめたい、という向きに1台いかがですか。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
東映無線ラジオデパート店: https://www.gdm.or.jp/shop/toei-radio/