2018.12.21 11:00 更新
2018.12.21 取材
“Skylake-X Refresh”こと、Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)のハイエンドCPU、新型「Core X」シリーズの新モデルが本日21日より発売開始。今回解禁となったのは、フラッグシップ「Core i9-9980XE」を含む計5モデルだ。
先週末、10コア/20スレッドの「Core i9-9900X」「Core i9-9820X」の2モデルが先行投入された、“Skylake-X Refresh”こと新型「Core X」シリーズ。1週間遅れとなる本日21日より、「Core i9-9980XE」「Core i9-9960X」「Core i9-9940X」「Core i9-9920X」「Core i7-9800X」の残り5モデルが発売開始。これで当初予定されていた、7モデル全てのラインナップが出揃うことになった。
「Core i9-9900X」「Core i9-9820X」発売の際には、多くのショップで“最上位を待っている人が多く動きは鈍い”との声が聞かれたことからも分かる通り、やはり最も注目なのは、18コア/36スレッドのフラッグシップモデル「Core i9-9980XE」だ。
コア数やキャッシュ容量は「Core i9-7980XE」から変更がないものの、動作クロックは、定格2.60GHz/TB2.0時4.20GHz/TB3.0時4.40GHzから、3.00GHz/4.40GHz/4.50GHzへと引き上げられている。さらにTIMがグリスから、熱伝導効率の高いソルダリングに変更されており、オーバークロックマージンの向上にも期待がかかる。
「Core i9-9980XE」のみ、Core i9-9900Kと同じく黒い巾着袋に入った状態で販売される |
また最もローエンドの「Core i7-9800X」も面白い存在だ。先代「Core X」シリーズのi7モデルは、PCI-Express3.0のレーン数が28レーン以下に制限されていたため、帯域幅が必要な場合には、必ずi9モデルを選択しなければいけなかった。しかし新型「Core X」シリーズでは、全てのモデル44レーンに統一されているため、より安価に帯域幅を確保できるようになっている。
Core i9-9960X | Core i9-9940X |
Core i9-9920X | Core i7-9800X |
なお取材時点で、発売を確認したのはパソコンショップアーク、オリオスペック(「Core i9-9980XE」のみ)、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.、ドスパラ 秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店で、いずれのショップでも入荷数は少量。
PCI-Express3.0レーン帯域を求めるために「Core X」シリーズを購入するなら、税込7万円台で購入できる「Core i7-9800X」も面白い存在だ |
また各モデルの詳細スペックについては、こちらのプレスリリースに詳しいので合わせて参照いただきたい。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/池西 樹
Intel Corporation: https://www.intel.co.jp/
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0301/22064